クラミジアの症状を男性・女性別に徹底解説!かゆみや臭いが気になったらチェックすべきポイントとは?

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クラミジアの症状についてまとめました。日本ではもっとも多いといわれる性感染症がクラミジアです。よく知られた病気であるのに、今も感染の数は増えつづけているといいます。さまざまな症状があり、ときに自覚症状が乏しいために発見が遅れるともいわれる病気。そんなクラミジアの早期発見にも活用できる「症状」について詳しく紹介します。

クラミジアってどんな病気なの?

症状を訴える若者が増加している

性行為によっておこる感染症のことを性感染症といいます。さまざまな性感染症がありますが、そのなかでもかなり有名なものとしてクラミジア感染症があります。単にクラミジアとよばれていますが、もっと詳しくいえば、性器クラミジアとよばれています。

「性器」という言葉がつけられていることからもわかりますが、症状は性器あるいは性器の周辺だけでなく、進行すれば全身にも症状があらわれる病気だといわれます。喉の症状がでれば、咽頭(いんとう)クラミジアとよばれたりします。

このクラミジア感染症が有名なのもそのはずです。いま日本では「もっとも多い性感染症である」といわれていて、特に10代から20代にかけてクラミジアに感染している人が多いのだといわれています。

20代であれば、20人いるうちの3人はクラミジアに感染しているといわれています。そして、18歳から19歳という年齢でいえば、10人いるうちのなんと3人はクラミジアに感染しているともいわれているのです。

クラミジア|性病について|山の手クリニック
最も多い性感染症

症状が出るのは性器だけとは限らない!?

このクラミジア感染症ですが、男性であれば尿道などに炎症がみられたり、女性であれば陰唇(ヒダ状の部分)といったところから、お腹のなかの卵巣などへも症状がひろがることがあるようです。

こうなると性器のかゆみや痛みなどの不快な感じといった症状にとどまらず、女性であればおりものが増えたり、赤ちゃんが欲しいのにできない「いわゆる不妊症」の原因となることもあるそうです。しかもクラミジア感染症は、女性の感染症がふえてきているといわれています。

元気な赤ちゃんを産むためにもクラミジア感染症を予防することは大切だといえます。また、症状についていえば、クラミジア感染症にかかった女性の5人のうち4人は症状を自覚しないことがあるといわれています。おなじように症状を自覚しない男性は約半数におよぶとされています。

このため、たとえ病原菌に感染していたとしても、それに気づかずに、知らず知らずのうちに病原菌をパートナーにうつしている場合もあるようです。今回は、このクラミジア感染症でみられる症状の特徴、男性や女性といった性別のちがいで、症状がどのように変わるのかといったことなどを紹介します。

京府医大誌 性器クラミジア感染症
クラミジア感染症の疫学

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男性のクラミジアの症状とは?

1.尿道「かゆみ」などの不快感があらわれる

クラミジア感染症になると尿道炎(にょうどうえん)とよばれる症状がみられるようになるといいます。これは、おしっこをするときの痛みや、尿道から液体状のものが分泌されたりする症状とされています。

尿道炎は、クラミジア感染症のときだけにみられる症状ではないようですが、ほかの病気と症状などに異なる特徴があることから、診断をつけるためにも知っておかなければならない症状だといわれています。このクラミジアの感染による尿道炎は、男性にみられやすい症状であもあるようで、とくに「男性尿道炎」とよぶこともあるようです。

クラミジア尿道炎は、病原菌に感染してから1週から3週間程度の期間をおいて症状がみられるといいます。この感染してから症状がでない期間のことを「潜伏期間」といいます。文字どおり、病気が症状をあらわさずに病原菌がからだのなかに潜伏している期間ということです。

つまり尿道炎は感染してしばらくたってから症状があらわれるので、人によってはきっかけとなった性行為のことを忘れてしまっていることがあるかもれません。また、症状が比較的ゆるやかなのもクラミジア感染症でみられる尿道炎の特徴のようです。症状はゆるやかに進行し、尿道の痛みも軽いことが多く、また尿道から分泌される液の量もそれほど多くないのだそうです。

このように尿道に炎症がおこったとしても、クラミジア感染症の場合には、痛みもそれほど目立ってつらい症状というわけでもなく、軽いかゆみや不快感だけがあらわれて、人によっては症状がみえにくいということもあるようです。しかし、この症状が目立たずに自覚する症状が乏しい感染が、男性の間では増えていることが、かえって注意を必要とするともいわれています。

しかし、尿はクラミジアの診断をするために検査でも必要なものだといわれています。そのため、この尿道の症状はクラミジア感染症において、かなり重要な症状として考えられているようです。

性感染症 診断・治療ガイドライン 2011 性器クラミジア感染症
尿道炎

2.睾丸(こうがん)の周辺に炎症がおこることも

一般に男性の性器とよばれるものには陰茎(ペニス)のほかに睾丸があります。この睾丸では精子がつくられています。そしてもうひとつ睾丸でつくられた精子をとどめておいて成熟させるはたらきをもつものが睾丸についています。その部分は副睾丸(ふくこうがん)とよばれたり、精巣上体(せいそうじょうたい)とよばれたりします。

クラミジア感染症では、この副睾丸に炎症がおこるといわれています。クラミジア感染症には尿道炎がおこることがあるというのは先ほど記載したとおりですが、この尿道炎のうちの約5%にこの副睾丸の炎症がおこるといわれています。

この部分に炎症がおこると、睾丸がなかに入っている袋(いわゆる玉袋)の部分に痛みを感じたり、腫れがみられるようになったり、しこりなどがみられるようになるといいます。また寒気がでたり、38度をこえるような高熱などがみられる場合もあるようです。

このような症状がさらにひどくなってくると、睾丸が入っている袋の部分が硬く腫れてきたり、太ももの付け根の部分あるいは下腹部に痛みをかんじることもあるようです。このような状態のまま、さらに症状がすすめば、腫れはますますひどくなり、歩きにくくなることさえあるといいます。それだけではなく、この袋のなかに膿(うみ)がたまり、袋がやぶれてしまうこともあるようです。

ただクラミジア感染症によって、ここまで副睾丸の炎症がつよくみられることは少ないといわれています。副睾丸の炎症をおこすほかの感染症に比べると、「腫れは軽いものが多く」、「太ももの付け根などのほかの部分に広がる症状がみられない」場合もあるようです。さらに、たとえ発熱があったとしても「高い熱にはならない」といったこともいわれています。

精巣上体炎 | 泌尿器科 | 五本木クリニック
精巣上体炎

女性のクラミジアの症状とは?

1.子宮や腸の炎症による下腹部の痛み・出血

クラミジア感染症などの性感染症によって、下腹部に痛みが出ることがあるといわれます。これは「骨盤内感染症(こつばんないかんせんしょう)」ともよばれています。骨盤のなかにふくまれている臓器(子宮や直腸、膀胱など)に炎症がおこることとされています。

とくに女性の下腹部の痛みの原因となりやすい症状のようです。また、クラミジアの病原菌にかかると子宮のやや下の部分にある頚管(けいかん)とよばれる部分に炎症がおこるといわれています。この頚管は子宮にふくまれる器官であるので、子宮頚管ともよばれていますが、子宮頚管に炎症がおこるのは病原菌に感染してから、だいたい7日から20日前後で発症がみられるようです。

さらに、ここでおきた炎症はこの部分だけではなく、お腹の部分にまでも炎症の症状があがっていき、またそこでも炎症の症状が出たりするのだといいます。進行すれば、さらに症状は広がり、肝臓などの臓器のあたりにまでも炎症がみられるケースもあるそうです。

肝臓の周囲に炎症をおこすようなことになれば、下腹部痛だけでなく右側の肋骨のあたりに痛みがあらわれたり、お腹の上の部分に痛みがあらわれることもあるようです。このような症状では、クラミジアの感染によっておこっているということが判別しにくいようで、内科などのほかの診療科を受診してまわることが多く、診断や治療が遅れることがあるそうです。

そのため、さらに症状が重くなることもあるといわれています。お腹のなかにふくまれるクラミジアの病原菌の数が多いときには、急激な下腹部の痛みとなってあらわれることもあり、救急の外来で病院に運ばれてくる人もいるようです。

クラミジアの感染による炎症では、このような下腹部の痛みだけでなく、月経ではないのに出血があったり、性行為にともなう痛みがみられたりすることもあるそうです。ただし、ケースによっても違うかもしれませんが、女性のクラミジア感染症は、その多くの場合が、自覚症状を感じないとも言われています。

異常などを感じたら早めの検査を受けることが大切であるといえそうです。

タ感染症 診断・治療ガイドライン 2011 性器クラミジア感染症
症状と診断

性感染症 診断・治療ガイドライン 2011 症状と鑑別診断
下腹部痛

2.おりもの色や臭いが変化したら要注意

クラミジアの感染だけとはいいきれないようですが、一般に細菌などに感染するとおりものに白血球などがまざり、黄色、緑色あるいは白みがかかった黄色などの色の異常をおこすことがあるといいます。においもきつくなることがあり、この場合には菌や寄生虫などに感染していることが疑われるといいます。こういった異常がみられたら、できるかぎり早めの受診がすすめられています。

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【黄白色・黄色・緑色、匂いも・・・】

子宮周辺がダメージを受けることで不妊の原因となることも

クラミジア感染症により子宮あるいは子宮頚管に炎症などの症状がおこると、子宮とその周辺に後遺症となって残ってしまうことがあるようです。

このように子宮の周辺の組織がダメージをうけてしまうと、子宮につづく管がせまくなったり、硬くなったりして、受精した卵がうまく通過できなかったり、排卵された卵がこの管をとおれないために、受精がおこなわれなかったりといった原因になるといわれています。

受精卵が管のなかをとおれない場合は、子宮の外で妊娠してしまう「子宮外妊娠(しきゅうがいにんしん)」の原因になるといわれています。子宮外妊娠になると、流産などがおこってしまうだけでなく、不妊症の原因となることもあるそうです。

性感染症 診断・治療ガイドライン 2011 性器クラミジア感染症
症状と診断

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赤ちゃん・子供のクラミジアの症状

クラミジアの感染症において、子宮外妊娠がおこることがあるということでした。そして「流産や不妊の原因になることもある」ということまでわかりました。しかし、それだけではなく、生まれてくる赤ちゃんにもクラミジア感染症の症状がでる場合があるといわれています。

クラミジアの病原菌に感染しているお母さんが、治療をきちんとおこなわずに放置し、このようなときに妊娠そして出産した場合、たとえ出産が無事にできたとしても、生まれてくる赤ちゃんがからだに病気や障害をもって生まれてくることがあるとされます。たとえば、赤ちゃんに目の粘膜の炎症があったり、肺炎などをおこしてしまうことがあるといわれているのです。

性感染症 診断・治療ガイドライン 2011 性器クラミジア感染症
症状と診断

性器以外にも症状が!「喉」や「目」そして「耳」なども注意

喉の腫れや痛み

性行為という場合には、一般に考えられているものよりも多くの行為の種類があるといわれています。異性間で性器をつかっておこなう一般にセックスとよばれるようなものだけでなく、それに似た行為のことも性行為とよばれています。

たとえば、オーラルセックス(口による性行為)や性器具をつかった行為などがその代表的なもといえるのではないかと思います。風俗店なども増えて、口をつかった性感染症になる人がふえているのだそうです。オーラルセックスがあまりめずらしいものではなくなり、性行為を行ううえで、口に対する予防などを心がけている人は少ないといわれています。

クラミジア感染症でも、このオーラルセックスによって、病原菌が「のど」に感染することがあるといわれているのです。このようにのどに症状がでるクラミジアは、「咽頭(いんとう)クラミジア」とよばれているようです。

女性の性器にクラミジアの病原菌が感染している場合、その約1割から2割くらいの人には、のどの部分からも病原菌が検出されることがあるといいます。オーラルセックスの特徴でもあるのか、のどのクラミジア感染症は、女性に多いそうです。

のどに感染がおこる割合は、男性であれば3%、女性の場合には11%であるといわれています。ちなみに性器のクラミジアは男性が25%、女性が26%とわずかに女性に多いようです。そのため、病原菌が性器などから発見された場合には、のども合わせて検査することが多いようです。

そして、のどにおこるクラミジアの感染症は、最近ふえているそうです。また性器のクラミジア感染症にくらべて、のどのクラミジア感染症は、治療に時間がかかるともいわれています。最近では、のどに感染する咽頭クラミジアが、若い世代の人たちに広がっているとされています。それには、性行為の考え方などが変わってきていることもいわれています。

オーラルセックスなどが行われる頻度が高くなってきたのも、この性行為の行動の変化かもしれません。若い世代であるほどオーラルセックスは一般、ごく普通の性行為としてみられているようです。ただしい知識と予防対策はここでも大切であると言えそうです。

性感染症 診断・治療ガイドライン 2011 症状と鑑別診断
口腔咽頭と性感染症

耳の痛みや詰まり

クラミジアの病原菌に感染した場合には、喉の炎症の腫れや痛みといった炎症の症状がみられたり、症状がすすむと鼻づまりなどの症状などがみられることがあるようです。

このように喉の炎症がすすむと「耳が詰まった感じがする」または「耳が痛い」といった耳の症状として自覚されることがあるといわれます。こうなると、鼓膜の奥の部分に分泌液がたまってしまうタイプの中耳炎、喉や首のリンパ節が腫れたりする場合もあるといわれています。

性感染症 診断・治療ガイドライン 2008 症状と鑑別診断
口腔咽頭と性感染症

まぶたの腫れや充血

目におこるクラミジア感染症を「クラミジア結膜炎」とよんだり、「トラコーマ」とよんだりするそうです。クラミジア感染症の病原菌が目の部分に進行すれば、この目にも感染症の症状があらわれることがあるといいます。おこりやすい場所として、目の結膜(けつまく)という場所がいわれています。

結膜とはまぶたのうら側の部分と眼球をおおっている膜のことをいいます。この結膜に炎症をおこすことがあるようです。ほかの病気が原因でも結膜炎の症状があることから、症状がしっかりとでていない場合には、診断がむずかしいこともあるといいます。

クラミジア感染症によってみられる結膜炎の症状は、まぶたの腫れ、充血、膜のむくみといったものがあるそうです。また、目やにがでたり、小さなブツブツがあらわれるのも特徴であるといわれます。そのままにしておけば、ブツブツが大きくなり、結膜から眼球の表面にある角膜(かくまく)にも症状がみられるようになるといいます。

異常を感じたらオガタ眼科クリニックへ。
クラミジア結膜炎

排便するときに痛みや違和感をともなう腸の炎症

直腸とは大腸の一部です。クラミジア感染症にかかると直腸の粘膜に炎症がみられることがあるといいます。症状としては、排便するときに痛みが出たり、違和感があったり、出した便のなかに膿や血液がまざることもあるようです。

男性の同性愛の人にみられることがあるほか、異性の間での性行為でも肛門をつかうような性行為をおこなえば、直腸の炎症がみられる場合があるようです。ただ、直腸の炎症はたくさんの病気でみられる症状であることからも、これだけでクラミジアかどうかの判断は難しいといわれています。

クラミジアの感染が疑われていて肛門の症状があるときは、肛門から粘膜などをとり、それを顕微鏡をつかって精密な検査するなどして診断の補助としても利用されるようです。

症状を少しでも感じたら早めの受診を!

早めの受診で早めの発見・治療をおこなうようにする

クラミジアの感染症は感染している人がもっとも多いといわれているにもかかわらず、感染者は増える傾向にあるといいます。そして、その理由として症状がみられないといったことがあるようです。自覚できるような症状がはっきりとみえるのならば、ある程度の対策や早期の治療が行いやすいともいえます。

しかし、実際はクラミジアは病原菌に感染しても症状がみられない一定の器官があったり、あるいは症状がみられたとしても軽い症状であることから見過ごされたりといったこともあるようです。クラミジア性感染症などもそうですが、やはり症状にははっきりと気づくものばかりではないようです。

わずかな違和感でも軽く流さずに、ある程度は意識して受け止めることも必要なのかもしれません。「あれちょっと変だな?」あるいは思いあたるきっかけなどないか、もしあるのであれば感染しているかもしれないということを意識しておくことは大切だといえます。

普段からこのようなことを心がけておき、何かあればすぐに受診することも予防するうえでたいせつなことだといわれています。

広島医師会 性器クラミジア感染症の概要と臨床 
3.クラミジア感染症からSTD全体の感染予防を考える

誰にも知られずに自宅で検査することも可能

初期の段階での受診が大事なのはわかりますが、性に関する問題は非常にデリケートで、一人で抱え込んでしまうケースが大変多いものです。そのような悩みを感じる方のために、実際に病院に行かずに自宅で郵送検査を行うという医療サービスもあります。

「もしかしたら」と不安に感じている方、忙しくて病院に行く時間がない方、ブライダル、マタニティーチェックとして。そのような場合は以下のサービスを利用してみましょう。

誰にも知られず郵送検査

検査結果は検査受付後2日~4日を目安にネットで確認できます。

クラミジアには合併しやすい症状・病気がある

クラミジア性感染症だけにかぎらず、性感染症になった場合には、同時にHIV(エイズウイルス)にかかってしまう場合があるといいます。病原菌に感染するとからだの粘膜などが傷つけられてしまい、それによってエイズウイルスに感染しやすくなるそうです。

クラミジアに感染すれば、炎症などの症状をともない、からだの機能も低下する可能性があり、そうなるとHIVに感染する可能性も高くなるようです。クラミジアに感染したから必ずエイズになるということでないようですが、病原菌にかかりやすくなることは事実のようです。

そうなれば2つの感染が同時におこることになります。また同じように、クラミジアに感染している場合に、いっしょに感染しやすい病気に淋菌(りんきん)とよばれるものもあるといわれます。ここではHIV(エイズ)と淋菌という病気についてどのような症状がでるのかみてみましょう。

広島医師会 性器クラミジア感染症の概要と臨床
3.クラミジア感染症からSTD全体の感染予防を考える

合併しやすい病気・エイズの症状とは?

「エイズウイルス(いわゆるHIVとよばれているウイルス)に感染することによってかかる」といわれているエイズ。日本では、エイズに対してその知名度は低くはないといえそうです。エイズがどのような病気かまで詳しく知っていないにしても、まったくはじめて聞く病だということは少ないのではないでしょうか。

予防に関する教育なども行われていますし、検査などが積極的にすすめられたりもしています。それでもエイズに感染している人の数は依然としてふえているようです。エイズという病気になると感染しても初期であれば見逃されてしまったり、健康であればなんともない弱い細菌などに感染し、重い症状になってしまうことがあるとされています。

エイズは人がもっている免疫のはたらきを弱くする病気として知られています。クラミジア感染症にかかってしまうと、エイズウイルスに感染するリクスは、3から5倍ほど高くなるといわれています。

エイズの症状は病気の時期から大きく3つに分けられます。1つめは「感染初期」、2つめが「無症候期」、3つめが「 AIDS 発症期」です。感染の初期のころに見られる症状としていわれているのは、熱がでる、喉の炎症、からだがだるい、あるいは筋肉痛などの症状がみられるようです。

このような症状は、「インフルエンザに似た症状」と表現されることもあるようです。初期の症状はしばらくすると落ちつき、次の無症候期とよばれる病期に移っていくとされます。この無症候期には、日々たくさんのエイズウイルスがつくられるようになり、もともともっている免疫に関係するからだの細胞や組織がどんどん破壊されて、ついには免疫の機能がはたらかない状態になる時期だといわれています。

病気の状態はますます進行し、やがてエイズを発症するのだといいます。エイズになると普段は感染がおきないような細菌などにも感染がおこり、がんや神経障害といったさまざまな症状があらわれるようになるといわれています。

医療法人社団穂高会佐野中央病院 – STD(性病・性感染症)
感染経路

クラミジア感染症に合併が多い淋菌(りんきん)の症状とは

性感染症のなかでも淋菌という性感染症は、クラミジア感染症と同じくらい多く発症するものとして知られているそうで、正式には、「淋菌感染症(りんきんかんせんしょう)」とよばれる感染症です。

この感染症は、淋菌(りんきん)とよばれる細菌によっておこる性感染症で、症状がクラミジア感染症と似ていることから、この2つは同時に検査されることもあるようです。どちらかの病気が判定されれば、もうひとつの感染をしらべることがすすめられるほど、クラミジアと淋菌の同時感染は注意されているようです。

ちなみにクラミジアの病原菌にかかっている場合、子宮に病状がみられるものであれば1割以上に淋菌感染症が感染している可能性があるといわれています。また、喉に症状が出るようなクラミジア感染症の場合には、約4割のケースでで淋菌感染症を合併しているといわれています。

淋菌感染症でみられる症状としては、男性の尿道炎、女性の子宮頚管の炎症、そのほか下腹部の痛みや副睾丸の炎症といった症状もみられるようです。治療せずに放置したままにしておくと、女性であれば卵管が障害され不妊症や子宮外妊娠の原因となるといわれています。

また、クラミジアの感染症と同じように、生まれてくる赤ちゃんにも身体的あるいは精神的な症状がみられる場合もあるといわれています。また淋菌感染症においても、喉や直腸の感染などもみられるようです。

第65回日本産科婦人科学会学術講演会資料
性感染症 クラミジア・淋菌の検出率

まとめ

クラミジアの症状にかんするまとめ、いかがだったでしょうか。クラミジアは、もっとも多い性感染症でありながら、その予防は確立したものとなっていないようで、まだまだその数が増えつづけているといわれています。やはりここには、症状が大きく関係しているといえるのではないでしょうか。

症状があらわれにくいという特徴をもつクラミジア。そのために意識が低くなってしまったり、受診や治療が遅れてしまうことになるともいいます。しかし、クラミジアは症状のみえにくさにがあるものの、身体の様々な場所に症状があらわれるという特徴があるようです。

性器やその周辺部にかぎらず、喉や目、あるいは耳やお腹などのいろいろな部分に症状があらわれる病気でもあるようです。そして性行為のありかたが問われているように、性行為というものに対する考え方や行動パターンが変わってきているともいわれ、喉のクラミジアが多くなったりとこの変化に合わせて、症状が見られる部位にも変化がでているといいます。

このような背景には、予防についての意識があまり高くないからかもしれません。症状を正しく知って、早期の検査・治療を心がけることがまずは大切だといえるのではないでしょうか。

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