冷凍肉の賞味期限ってどのくらい?特売肉をダメにしない為の基礎知識!

特売をしているとついつい買いすぎてしまうお肉。「冷凍をすれば長持ちする」と安心しがちですが、冷凍肉にも美味しく食べられる期限があります。解凍してみて「これはイケるかな?」って眉間にシワを寄せながら臭いを嗅いだり、指で押してみたり、誰にでも経験がありますよね。お得に買ったお肉を安心して美味しく食べる為に、冷凍肉の賞味期限や正しい冷凍方法について学びましょう!

ついつい買いすぎてしまった!冷凍保存したお肉の賞味期限とは?

スーパーの特売で見かけるとつい買い過ぎてしまう肉、肉、肉。冷凍しとけば大丈夫!とたくさん買いすぎてしまいますが、いつのだったかな?と思うこともしばしば。冷凍肉はどのくらい保つのでしょうか?どんなお肉なら賞味期限が長いのでしょうか?正しい冷凍方法は?どうなったらアウトなの?ご紹介します。

賞味期限はお肉の種類や形によって違う!

冷凍しても、美味しく食べられる期限はあります。たくさん買ってもどのお肉がどれくらい保つのかを知っていれば、無駄にしてしまうことも無くなりますよね?安物買いの銭失いにならないように、しっかり覚えておきましょう!

どのくらいだと思いますか?保存できる期間の目安

冷凍庫の温度はだいたいマイナス18度くらいに設定されています。この温度だと細菌は繁殖できないので半年でも1年でも永遠に保存できるそうですが、お肉に含まれる脂が酸化することにより、品質を下げてしまっているのです。なんと、動物性の脂が含まれていないアイスクリームは賞味期限がないんです!

なので、お肉の場合は冷凍保存すれば1ヶ月は持ちますが、脂の酸化から味などの品質を考えると2週間程で食べた方が良さそうです。

賞味期限のはやいお肉の種類

お肉の種類で賞味期限の長さが変わってきます。これはお肉の中の水分量が関係しています。

冷蔵や冷凍をするとお肉から水分(ドリップ)が出ます。ドリップ自体は肉の旨みや栄養素なんですが、水分というのは雑菌が繁殖しやすい状態を作ってしまいます。お肉の中の水分量が多いとドリップも多く出て、雑菌も多く発生してしまうということです。

ということで、賞味期限が早い順番は肉中の水分量が多い順で「鶏肉→豚肉→牛肉」です。

賞味期限のはやいお肉の形

実は、お肉の形でも賞味期限の長さは変わってくるんです!

お肉は空気に触れると酸化します。酸化するということは古くなること。表面積が広ければ、空気に触れる面も広くなるので自ずと賞味期限が短いということになります。

ということで、賞味期限が早い順番表面積の多い順で「ひき肉→薄切り→角切り→厚切り→塊肉」です。

美味しく食べられる目安の時期はいつ?

美味しく食べられる目安は前述したように、一番賞味期限が短い鶏ひき肉の1週間〜賞味期限が長い牛塊肉の4週間まで、お肉の種類や形にもよりますが、平均して2週間前後であれば美味しく食べられると言われています。冷凍しているのに2週間?!以外と短くて驚いている方も多いと思います。

毎日お肉というわけにはいきませんし、今食べなかったとしても2週間以内に使い切れそうな量を考えながら購入できるといいですね。2週間もあれば次の特売もやってくるでしょうから小まめに買い物をした方が良さそうです。

賞味期限が半年や1年は市販のもの!

家庭で冷凍させたものの賞味期限は2〜4週間のところ、市販の商品は賞味期限が半年や一年と長いものが多いですが、それはなぜでしょうか?

ひとつは、市販の冷凍食品は調理加工しているものが多いということです。ハンバーグやロールキャベツなど、すでに火を通してから冷凍しているので、品質が劣化しにくいんです。

そしてふたつ目は急速冷凍です。業務用冷凍方法はマイナス40〜30度で急速に冷やされます。冷凍に時間がかかる時は食品中の水分の結晶が大きくなります、逆に早く冷凍されると水分の結晶が小さい状態で凍らされるので、細胞を壊しにくくなり、解凍した時にドリップの流出を抑えることができて、鮮度や味が保たれます。

家庭用冷凍庫でできるだけ速く冷凍させる為には、熱伝導率が高いアルミやステンレスなど金属製のトレイに乗せてから冷凍庫に入れるとより素早くできます。ぜひお試しください。

冷凍保存を1〜2週間長持ちさせる5つのポイント

忙しいとついついトレイに入ったままの状態で冷凍庫に放り入れたくなりますが、最初の一手間二手間をめんどくさがらずにすることで、賞味期限が1〜2週間伸びます。それであれば、やるしかないですよね!

新鮮なうちに冷凍する!

冷凍よりも生鮮の方が処理もしやすいですから「賞味期限内に使い切れなかったら冷凍しよう」と思いますよね?でもそれはNGです!鮮度が落ちたものを冷凍しても更に美味しくなくなるだけです。そして冷凍の際の保存期間も短くなります。

購入する際にドリップが出ていないものを選ぶ!その日に使わないお肉は即冷凍!これがポイントです。

水気を拭き取る!

水分が出ていないお肉を選ぶのはもちろんですが、出てしまっている場合は、雑菌を繁殖させる原因になるので、水分は必ずキッチンペーパーなどで拭き取ってから冷凍保存しましょう。そうすれば賞味期限も伸びますし、肉の臭みも取れます。この一手間が大切です。

空気に触れさせない!

空気に触れる面は酸化しますので、できるだけ空気に触れないように厳重にしましょう。

ひき肉や薄切り肉は一回に使いやすい量づつ、厚切り肉は1枚づつ、ピシーっとラップに包んで、更にジッパー付きパックに入れて空気を抜き、真空状態にすれば完璧です。

小分けにしておく!

小分けにすれば、冷凍庫に入れてから凍るまでの時間が短くなり賞味期限を伸ばすことに繋がります。せっかく上記方法を守って冷凍保存しても、使う度に解凍して使わなかった分を再度冷凍したり、分けるために冷凍庫から出したりしたら鮮度が落ちる原因になりますよね。

保存をする際に使いやすい大きさに分けてから冷凍すると、料理を作る時作業がスムーズですし、この手間は省けませんね。

味付けしておく!

最も効果的な方法がこれ!冷凍する前に調理してしまうことです。

焼く、煮るなど、加熱すると殺菌効果もありますし、肉の変質、腐敗を遅らせる効果があります。何の料理に使うか決めていれば下処理をしてから冷凍保存ができますね。

続いて、味を付ける方法。調味料や香辛料には殺菌や抗酸化作用があるものが多いので、変質抑止に繋がりますし、味も染みて美味しくなり、調理をする際に簡単なので一石二鳥ですね。

こうなってしまったら、セーフ?アウト?

品質を考えて2週間くらいでとはお伝えしましたが、突然の食事会や、疲れていて買ってきたもので賄ってしまったり、なかなか思い通りにはならないのが現実です。少し期限が過ぎてしまったと思ったら、カレーや煮込み料理など、濃い味にして食べれば問題ないでしょう。しかし、これからお伝えするような状態になっていたら…セーフ?アウト?

異臭がする時はアウト!

ダメになった肉は鼻が曲がるほどの腐敗臭がしますので、ちょっと怪しいなと思ったらまずは臭いを確かめましょう。不快に感じる臭いならアウト!基本的に酸っぱい臭い=腐っている臭いですから、酸っぱい臭いの時もあきらめた方がいいかもしれません。

ただ、高価な和牛はヨーグルトのホエイのような匂いがします、これはタンパク質がアミノ酸に変わる時の臭いなので、食べても問題はありません。

判断は難しいですが、嫌だなと思う臭いであれば諦める。自分の鼻を信じるしかありませんね。

変色しているのはセーフ?!

「茶色」の変色はミオグロビンという肉の中の色素が空気に触れて酸化しているだけなので、見た目は悪くても問題なく食べられます。

「緑色」に変色した場合はミオグロビンが更に酸化した事が原因です。酸化しているので食べないほうがいいのでは?と思われるかもしれませんが、食べないほうがいいという程ではなく、問題なく食べられます。

「青緑色」に変色することもありますが、ビリベルジンという色素がそうさせているだけなので大丈夫です。お刺身やハムの表面も同じように青緑色に光っていることがありますよね?

「冷凍焼け」で茶色い場合は、肉の水分が取られ、さらには脂が酸化、タンパク質が変質している状態ですので、腐っているというよりは、美味しくない状態です。酸化したものを食べるのは体に良くないので、冷凍焼けをしてしまった部分を切り落として使いましょう。

粘ついた液はアウト!

粘ついた液が出ている時にはもう何も考えずに捨ててください。この状態のものを食べるなんて、想像しただけでもゾッとします。ここまでくると、塩を強く振っても、味付けを濃くしてもダメです。潔く諦めてください。冷凍する際に既に肉が悪い状態だった可能性が高いですが、こうならない為にも手間をかけてきちんとした状態で冷凍したいですよね!

冷凍肉の賞味期限を知って、安全で美味しい食卓へ!

家庭用冷凍庫も進化を続けているとはいえ、限界があります。でも、一般的な賞味期限や、正しい冷凍方法を知っていれば、買い物に無駄もないですし、無駄な心配もしなくて済みますよね。

この知識が身についていれば、家事が楽になり、料理の手際や味もアップするかも?!冷凍肉の賞味期限を知って、安全で美味しい食卓にしましょう!