頬のニキビが治らない!4つの原因やトラブルを予防するコツを教えます

高校生でもないのに、いまだにニキビに悩まされ…という場合、生活習慣の改善である程度の変化を実感することが可能です。コツコツ続け、新たにニキビができないように心がけるのが、ポイントです。

ニキビができない生活習慣

なかなか治りにくい頬のニキビに悩まれていませんか?

ニキビは、塗り薬ではなく生活習慣で直す方が効果的です。食生活を見直したり、枕カバーをまめに洗濯するだけで改善する場合もあります。あれこれとニキビクリームを試す前に、まずその原因とタイプ、日常から出来る改善法を探ってみましょう。

頬ニキビの原因は何?

高校生なら「青春のシンボル」で済まされてしまうニキビですが、大人の場合はちゃんと原因があります。そのため対処のし甲斐もありますから、まずは原因を考えてみましょう。

ホルモンバランスの乱れ

男性ホルモンには皮脂分泌を活性化させる働きがあるため、ニキビの原因になります。生理前のニキビはまさにこれに当たります。女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れてしまうのですね。

その場合、ホルモンバランスを整え過剰に分泌されている男性ホルモンを抑えることで、ニキビができるのを抑えることができます。

1日にコップ1杯の豆乳を飲んだり、納豆1パックを食べたら改善した、という説も多いのですが、それは大豆イソフラボンのおかげです。つまりそのニキビの原因はホルモンバランスの乱れであったことがあります。その日のうちに治るような即効性はありませんが、豆乳も納豆も体にいいものですから、試してみる価値があるかもしれません。

食事内容の偏り

大豆イソフラボンを摂ることも大切ですが、甘いものや脂分の摂りすぎもニキビの大きな原因の一つです。このような原因の場合、洗顔だけではなかなか治せません。食べ物とニキビは深い関わりがあるのです。

頬のニキビは、胃液の減少が原因であることもあります。そのために、胃腸に負担をかける糖分や脂肪分には気を付ける必要があるのです。つまり油であげてある揚げ物、砂糖のたくさん入ったケーキ、そしてチョコレートなどの甘くて油分のあるもの、脂身のある肉、などは頬のニキビを作る原因となります。

過剰なストレス

ストレスとニキビというものには、漠然と関連があるように感じている人も多いのではないでしょうか。具体的なその2つの関係性をご説明します。

ストレスを感じると、女性ホルモンを分泌させる脳の機能が悪くなります。すると脳からのホルモン分泌の命令が出にくくなり、そして女性ホルモンが分泌が減ります。すると、男性ホルモンが優位にたち、皮脂が増えたり、お肌の水分が足りなくなり、頬ニキビができやすい条件が揃ってしまうのです。

もっとも、食生活なら自分の心がけ次第で何とかなりますが、ストレスを減らすのは仕事や育児に終われる女性には難しいかもしれません。

「できる範囲でストレスを減らしてみよう」くらいに考えるのが、大切です。ニキビができるからストレスを減らさなくっちゃ、とストレスを感じるのでは本末転倒!気楽に構えるという練習を行いましょう。

雑菌の繁殖が悪化の原因

できたニキビを悪化させる大きな原因の一つは、雑菌です。雑菌は、できたニキビに触れるあらゆるものからニキビに乗り移ります。

例えば、手をきれいに洗ったつもりでも雑菌がつきやすい場所です。PCのキーボードを触った手、ドアノブを触った手は、目に見えない雑菌にまみれています。そんな手でニキビを絶対に触ってはいけません。

携帯電話も盲点になりやすいポイントです。携帯で何気無く話をしている時、携帯がどこに触れているかはあまり意識していないかもしれませんが、確実に頬に触れています。その携帯にはカバンの中、机の上、などいろいろなところの雑菌がついていますから、携帯電話も間違いなくニキビを悪化させます。

できてしまったニキビを髪の毛で隠すのは逆効果です。髪の毛も皮脂やそれにより付着したほこりでとても汚れているうえ、ニキビを常に刺激してしまうことにもなりかねません。ニキビができた時は、思い切ってその部分の髪の毛がニキビにかからないよう、ピンでとめてしまいましょう。

頬ニキビには種類がある!

頬ニキビとひとことで言っても、小さいものがポコポコできていることもあれば、大きいのがドン、とできてしまうこともあります。ニキビによって原因や対処も様々です。

ニキビの赤み

最初から赤いニキビはありません。赤いニキビは、雑菌で悪化したニキビです。そのため、ニキビができた後に触ったり、ひっかいたりした結果、赤みを帯びて大きくなったり膨らんだりしたものです。

赤くなったニキビは既に悪化しているため、ピークを越してもそのまま色素沈着を起こしたり、でこぼこが残ったり、と完治しない場合も多いので、ニキビを悪化させないことは、そのニキビが治った後のためにも非常に大切なことです。

ニキビの赤みは、ニキビが治ってくるとともにひきますが、ただのニキビよりも直りが遅いのでついついその存在感が気になり、いつまでも触り続けてしまうことがあります。そうすると、その治りかけたニキビの周りにあるニキビへも雑菌が広がり更に悪化させてしまいます。

ニキビはとにかく触らないことが大前提です。赤いニキビは遠目にも目立ち、「ニキビ顔」の印象が強く残るので、もっとも避けたい状態です。気になるニキビ、ぐっと我慢し、触らないようにしましょう。

黒ニキビ

黒ニキビも赤ニキビ同様、最初から黒いのではありません。赤ニキビが治る時にうまく治り切らなかった時に、かなり長い間黒い状態で残ることがあります。また、黒くは無くてもどす黒い紫色に変化するニキビもありますが、これも悪化したための色の変化です。

この状態にしないことが大切です。ニキビはできる前に防ぐのが何よりですが、できてしまっても小さいうちに対処しましょう。くれぐれも悪化させないため、早めに薬をぬり、雑菌が入らないよう注意しましょう。

色が濃くなってきた、と感じたら、自己ケアや市販薬に頼るよりも皮膚科での治療の方が安心ですし、早く治る場合が多いようです。

白ニキビ

白ニキビは、今にも爆発しそうなパンパンな状態で白く盛り上がることがあります。それはニキビの芯なので、つぶしたい場合はつぶしても構いませんが、つぶす際は、針を使います。手で押してつぶすと、皮膚が避ける時に余計な傷になることがありますから、つぶす時には針で穴を開けてつぶしましょう。

針は清潔なものを使います。そのため、針を少々火であぶり、熱消毒した後に使うと安心です。

白ニキビの頂点をつついて穴を開け、その穴から白ニキビの元である芯を絞り出します。芯がうまく芯の状態で出てくることもあれば、そうでないこともありますが、「十分に出し切ろう」と張り切って押しすぎることのないように、気をつけます。

白ニキビは、うまくその穴から中身が出ると見事に縮み、少し赤みのある穴だけが残ります。まだ少しジュクジュクした感じが残っていてもそのまま放置して構いません。そのあとニキビの薬などは塗らずに様子を見れば、普通の傷口のようにかさぶた状のものが傷を覆い、自然に治ります。

穴をあけていますから、その跡形が残ることもありますが、白ニキビのまま放置するよりは早く治る場合が多いので、目立つ場所にできて恰好が悪い、というような場合は思い切って清潔な針でつぶしてしまいましょう。

いくつか試してみて、どうもうまくいかず、例えば傷口が治るのに時間がかかるような場合はうまくいっていないことも考えられますから、その場合はつぶすのはもうやめましょう。つぶさず、夜寝る前の洗顔後、多めにニキビ薬をこんもり塗り、そのまま寝ます。すると通常2〜3日で白ニキビの峠は越します。

ニキビ跡

ニキビ跡は、普通のニキビが大量にできただけでは、通常残りません。ニキビを触り続けたり、ニキビをつぶし続けたりした結果、毛穴が開き切った結果、でこぼこが残ってしまうのです。

ニキビ跡は自分の力で取り除くのはほぼ不可能です。十年もすれば随分目立たなくなりますが、それでも毛穴が目立つ状態は更に続きます。ニキビ跡を消すためには、ケミカルピーリングなど、古い角質をどんどんはがし新しいものの再生を促す治療をしなければ、通常のスキンケアだけではなかなか難しいのが現状です。

ただ、ニキビ跡の治療は高額で、一回の診察で10,000円前後します。しかも定期的に続ける必要があり、かなり負担になってしまう方も多いようです。

ニキビ跡対策ローションなどは数多く出回っていますから、そちらを試してみるのも一つの方法です。その場合必ず「お試し期間のあるもの」を試しましょう。本来なかなか自分の力でニキビ跡を失くすのは難しいことを知ったうえで、吟味して購入する必要があります。

吹き出物とニキビは違うの?

吹き出物とニキビは同じものです。大人ニキビは吹き出物と呼ばれることが多く、逆に高校生のニキビは吹き出物とは言いません。また、脂っぽいTゾーンのイメージが強いニキビとは違い、吹き出物は頬にできる印象があります。それは大人ニキビがおでこよりも頬にできやすいからです。

皮脂の過剰な分泌が原因である「思春期ニキビ」は、オイリーな場所にできやすく、頬にももちろんできますが、おでこにもたくさんできるのが特徴です。一方、皮脂の過剰な分泌が原因ではなく、肌の乾燥や肌が固くなることが原因の一つである「大人ニキビ」は、Tゾーンではなく、それほどベタべタしない頬にできる傾向にあるのです。

この二種類のニキビは両方とも「皮脂で毛穴が詰まることが原因」でできてしまうのですが、毛穴に皮脂が詰まる過程がそれぞれことなるため、できる年代や場所が変わってきます。

ニキビにトラブル発生!そんな時の対処法

ニキビが出来ただけでなく、痛みやかゆみなど鬱陶しさを倍増させるトラブルが同時に発生することがあります。その原因や対処法をまとめました。

ニキビが痛い!

大きなニキビができただけでも憂鬱なのに、その上痛い、しかも腫れてる!?なんていう時があります。

大人ニキビは、思春期のニキビと違い「過剰な皮脂」だけが原因ではありません。例えば洗顔の時の泡の洗い残しが原因であったり、スキンケアの時の過剰な摩擦が原因であったり、と何らかのトラブルがニキビとして表れていることがほとんどです。

そのため、特に口の周りやあごなど、典型的な大人ニキビは痛むことがよくあります。痛いニキビは「トラブル」だと自覚し、食べるものに注意を払うところから始め、根本的なライフスタイルの変化すら考える、いい機会です。

ニキビがかゆい!

かゆみの一番の原因は乾燥です。大人ニキビは皮脂プラス乾燥による肌や毛穴の硬化が原因ですから、かゆくなるのは自然なことです。

皮膚は乾燥すると、角質層のバリア機能が低下します。例えばエアコンの効いたオフィスで長時間仕事をするような場合、皮膚がとても乾燥します。肌の水分が不足すると、さらに角質のバリア機能が低下し、刺激に対する抵抗力が弱まってしまいます。外からの刺激に敏感になりすぎたニキビは、より頻繁にトラブルの原因になるのです。

ただ、乾燥した肌には水分が必要なのに、乳液やクリームなどで皮膚を守るのは逆効果です。また、テカりを気にするためパウダーファンデーションを塗ると、更に乾燥するので注意が必要です。

かゆい時には保湿が必要です。濡れたタオルで覆い冷やすのが効果的です。逆にしてはいけないことは、掻くことと温めること。どちらもかゆみを悪化させますから、「冷やして保湿する」のが一番です。

ニキビがしこりになっている!

しこりのあるニキビ、固くなっているニキビは、炎症が皮膚の奥深くで起こっているため、体の内側から治していくしかありません。治ったように見えても、実はまだ内側奥深くにトラブルが残っているケースもあります。再度悪化したり近くに同じようなニキビがまた出来てしまったり、と再発しやすいのも特徴です。

長く続くことも多いため、ニキビ跡も残りやすく、ここまでくると少々やっかいです。

皮膚科で抗生剤を処方してもらい、肌の再生具合を確認しつつ慎重に医師と相談しながら治療していくのが一番ですので、自力で直そうとせず一度、皮膚科を訪ねてみましょう。特に、芯が顔をのぞかせておらず奥に潜んでいるしこりニキビは長引きます。一番扱いが難しいニキビですから、気長に付き合う覚悟が必要です。

ニキビが全然治らない!

ニキビは悪化すれば悪化するほど、治りが遅くなります。そのため、そうなってから解決策を探るのではなく、その状態にしないことが最も重要です。

ただ、もう既にそうなってしまっているのであれば、このニキビの悪化は単純に一つの理由からではなくあらゆることが重なったことが原因だと自覚し、医師に相談しながら、体の内側から働きかける内服薬、外側から働きかける軟膏を用います。

また、自分でできることをしていくことも大切です。食生活とスキンケアに気を配り、清潔や早寝早起きを心がけることも大切です。長丁場になりますが、治らないニキビはありませんから、根気よく続けましょう。

頬ニキビの治し方

原因がわかれば対策プランも立てやすいものです。具体的にしたいことをもう一度復習しましょう。

スキンケア方法と食事の見直し

顔を、洗いすぎない程度に適度に洗います。つまり皮脂を落としすぎず、清潔を保ちます。油分の入っていないローションで保湿をし、そのあとは決して触らないことが鉄則です。

食事は脂ものさけ、ビタミンとミネラル豊富な食事に切り替えましょう。糖分、ナッツ類の脂も禁物ですから、大きなニキビが治るまでは十分に控えましょう。

顔から雑菌を守る意識と工夫

手で触らない、マスクをかけない、髪の毛を束ねる、など、とにかくニキビを刺激しないことを心がけます。寝ている時に寝具が顔にあたりますから、枕カバーや布団カバーもまめに洗いましょう。

ニキビ悪化の最大の原因は皮脂と雑菌です。この両方から頬を守りましょう。

日頃の生活習慣を見直すことが治療の近道

大人ニキビに苦しめられる人は、青春時代にも大抵ニキビに悩まされているはずです。ニキビとはもう十年来のお付き合い、というケースも少なくありません。

クリームを塗って治らないなら、クリームでは治らないニキビなので、あれこれ買いこまず、日頃の習慣を見直しましょう。そして1ヵ月は続けてみましょう。きっと何か変化が見られるはず。頑張って続けてみましょう。