肝斑を消す薬の効果とは?治療期間や副作用についてもご紹介します!

肝斑は、30~40代にかけて発症するといわれるものですが、肝斑を薬で治すことはできるのでしょうか?肝斑に効果的な成分が入っている薬は、最近テレビCMなどでよく目にすることが多くなってきました。今回は、気になる肝斑の治療薬の効果的な成分や、どれくらいの期間で効果がでるのか、薬を使用する上での注意点や副作用などについてご紹介します。

30~40歳代に発症するシミ・肝斑を消す薬

肝斑は、30~40代に発症するといわれているシミの一つです。気付かないうちにシミが増えて「これって肝斑なの?」と悩まれている方は多いのではないでしょうか?

最近は、テレビCMなどで目にすることが多くなってきた肝斑の治療薬には、内服薬と塗り薬があります。今回は、そんな肝斑の薬の効果的な成分や、効果がでるまでの期間、薬を使用するうえでの注意点、副作用などについて詳しくご紹介します。

肝斑とは?普通のシミとは違うの?

肝斑は、その原因や治療方法がこれまでに知られていたシミの常識が当てはまらないことも多く、「治りにくいシミ」として注目されているようです。肝斑は、普通のシミとは違います。

肝斑と普通のシミをひとくくりにして対処をしてしまうと、症状をさらに悪化させてしまうこともあるようです。では、肝斑の3つの主な特徴を見ていきましょう。

シミ・肝斑治療センター ウォブクリニック中目黒

ほほ骨や目尻に沿うシミ

肝斑以外のシミは、特定の場所にできるということがありません。ところが、肝斑はほほ骨や目尻に沿うように目の周りに現れ、左右対称性が特徴です。また、日光ホクロ(老人性色素班)やそばかすのように、ハッキリとした輪郭を持たず、モヤっとした薄褐色のシミが広がるため、一見すると顔色がすぐれないような印象に見えるケースもあるようです。

シミ・肝斑治療センター ウォブクリニック中目黒

ほとんどが30~40歳代に発症

シミの中には、思春期を中心に発生するそばかすや、加齢とともに発生の割合が高くなる日光ホクロのように、ある年代や発生のタイミングに傾向が見られるものがあるようです。肝斑もその1つで、ほとんどが30~40歳代に発症し、50歳代後半まで続きます。

しかし、60歳代を超えてから発生することはあまりなく、逆にシミが薄くなったり、消えたりする傾向があるようです。

シミ・肝斑治療センター ウォブクリニック中目黒

ホルモンバランスの乱れが大きく関わる

肝斑も他のシミと同様に、紫外線の影響を受けたり、洗顔やスキンケアによる肌への過剰な刺激で症状が悪化する傾向があるようです。しかし、厳密には肝斑発生のメカニズムについてはまだハッキリとはしていません。

妊娠や経口避妊薬(ピル)の服用がきっかけとなったり、高齢になって閉経を迎えるとシミが薄くなったり消えたりすることから、女性ホルモンのバランスの乱れが大きく関わっているといわれているようです。また、ストレスとも関わりがあるといわれています。

シミ・肝斑治療センター ウォブクリニック中目黒

トランサミン・ビタミンC投与は保険適用外

肝斑の治療にかかる費用は、治療法により保険適用外となります。以前は、一部の県で肝斑の病名で保険の審査を通っていたこともあったようですが、正確には適用外のようです。

例えば、内服薬でトランサミンという成分を湿疹、皮膚炎、じんましん等で使用する場合は保険適用となっているようですが、それらの治療にトランサミンを1500mgの容量で長期投与することは通常ありません。肝斑の治療の場合は、トランサミンをそれ以上使用するため、不適切な病名をつけて保険診療で肝斑の治療を行うことは、不正請求となり、禁止されているようです。

肝斑治療-やまもと内科・外科クリニック

肝斑薬の効果・内服薬の場合は?

肝斑薬の効果はどのようなものなのでしょうか?内服薬の場合について、特に効果的とされる3つの成分と、人気の「トランシーノ」について見ていきましょう。

トラネキサム酸

1つめの成分は「トラネキサム酸」です。アミノ酸の一種であるトラネキサム酸(トランサミン)には、メラニンの生成を抑制する作用や、炎症を抑える作用などがあるとされています。その色素沈着抑制効果によって、肌荒れやシミ、そばかすを改善して予防する効果が得られるようです。

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L-システイン

2つ目の成分は「L-システイン」です。L-システインは、皮膚や毛髪や爪などにも多く存在していて、体の内側から新陳代謝を助けるアミノ酸の一種です。普段の食事からたくさん摂取することが難しく欠乏しがちなため、「準必須アミノ酸」としてもあつかわれています。

メラニンの生成を抑制するほか、過剰にできてしまったメラニンを無色化するため、美白効果があり、シミ・そばかす・肝斑の治療に有効とされています。ビタミンCと一緒に摂取することで、L-システインがビタミンCとともに肌に沈着した黒色メラニンを無色化するという相乗効果が得られるようです。

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ビタミンC

3つめの成分は「ビタミンC」です。ビタミンCは、シミやそばかす・日焼けやかぶれによる色素沈着などの症状を改善するといわれています。シミの発生を防ぐとともに、コラーゲンの生成を助けて肌のハリを保つ効果があるようです。肉体疲労の時にビタミンCを補給することから、肌の健康にもつながると思われます。

肝斑の内服薬|さくらビューティクリニック

第一三共の「トランシーノ」

第一三共ヘルスケアが販売している「トランシーノ」は、その効果が口コミで高く評価されているようです。主成分はトラネキサム酸で、L-システインやビタミンC、ビタミンB6、パントテン酸カルシウムなどが配合された内服薬です。1日2回の服用で肝斑を改善する効果が認められていて、ドラッグストアやネットで購入することができます。

肝斑薬の効果がでるまでの期間

では、肝斑薬の効果がでるまでの期間はどれくらいかかるのでしょうか?特に気になりますよね。

4~5週間後が目安

肝斑薬の効果がでるまでの期間は、トラネキサム酸内服薬の場合で、だいたい4~5週間後を目安にするといいでしょう。シミは、色素沈着によって肌が黒ずんだり、斑点ができたりした結果、地肌の色と比較して目立てば目立つほど色素沈着が強く感じられるので、人によって効果が現れるタイミングはまちまちのようです。

ただし、三共の「トランシーノ」については、4週間の服用で効果を感じられたら8週間の服用を勧めているようです。

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肝斑薬の効果・塗り薬の場合は?

肝斑薬の効果は塗り薬ではどうでしょうか?特に効果的とされる2つの成分について見てみましょう。

ハイドロキノン

肝斑薬の塗り薬の1つめの効果的な成分は「ハイドロキノン」です。ハイドロキノンは、イチゴ類や麦芽、コーヒー、紅茶など、天然のものにも存在する成分です。

ハイドロキノンには、シミの原因であるメラニン色素の合成を抑制する働きがあり、その美白作用によって、シミが消えると考えられます。また、黒色化したメラニンに直接働きかけて淡色化する漂白作用もあり、ハイドロキノンの美白作用はコウジ酸やアルブチンの数10~100倍と考えられています。

美白治療として単独で使われるだけでなく、レーザー治療後の二次性色素沈着を抑える薬としても頻繁に使われます。肝斑だけでなく、雀卵班や炎症後色素沈着、日光ホクロ(老人性色素班)などのシミにも有効とされているようです。

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トレチノイン

肝斑薬の塗り薬の2つめの効果的な成分は「トレチノイン」です。トレチノインを塗ると、古い角質が剥がれやすくなり、皮膚の再生が通常の2倍のスピードに速まってきます。表皮細胞の分裂や増殖が活発になると、メラニン色素は新しい細胞と共に皮膚の表面へと上がっていき、古い角質と共に剥がれ落ちるためにメラニン排出ができるようです。

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肝斑薬の副作用はないの?

肝斑薬の副作用については、大きな心配はないとされる一方で人によっては注意が必要とされています。主な副作用として、次の2つが挙げられます。

長期使用で血栓ができる恐れがある

内服薬に使われるトラネキサム酸は、肝斑には無くてはならない薬剤で、アミノ酸の一種で大きな副作用の心配がないために、長期間の内服ができるとして、さまざまな疾患に使用されています。トラネキサム酸は、抗プラスミン薬とも言われ、炎症を起こす生体内の酵素「プラスミン」の反応を抑える作用があります。

炎症を抑えたり、止血効果があるために、様々な疾患に使用されていて風邪をひいてノドが腫れて痛い時などにも処方されるようです。普通であれば、特に問題なく使用することができます。

ただし、トラネキサム酸はビタミンCと同じように腎臓から排出されるために、長期使用で血栓ができる恐れがあります。持病として腎不全がある方や、血栓ができやすい方は主治医に相談されることが必要です。「トランシーノ」は8週間の服用を勧めていますが、「2ヶ月内服したら、2ヶ月休んでください」という注意書きがあります。

ドラッグストアなどで簡単に手に入る薬ですが、服用される時にはご自分の体調を確認したうえで、使用するのは2ヶ月以内にして下さい。

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胎児に影響する危険性も

塗り薬に使われるトレチノインは、ハイドロキノンと併用することで、シミ治療をより効果的にすることができるようですが、副作用として胎児に影響する危険性もないとは言い切れないようです。トレチノインは、動物実験では大量投与によって奇形を生ずることが知られているようです。

人の場合は、トレチノイン外用との因果関係が明らかな奇形発生はこれまでのところありません。しかし、妊娠中や授乳中にトレチノイン配合の薬を使用しないことはもちろん、トレチノインでの治療中は避妊を行うように注意するクリニックもあります。これから妊娠予定の方は絶対に使用しないで下さい。

トレチノイン治療 | 船橋市-法典クリニック,内科,外科,小児科,眼科,検診等

肝斑に関するその他の注意点は?

肝斑に関しては、その他にも2つの注意点があるようです。

レーザー治療は悪化の原因になることも

1つめの注意点は「レーザー治療は悪化の原因になることもある」ということです。レーザー治療で肝斑が悪化したという事例が起きているようですが、なぜでしょうか?これは、診察時に隠れた肝斑を見つけられずに、経験の浅い施術者が、美肌目的でフォト系の治療機器を使って治療してしまったために起こるようです。

フォト系の治療機器は、美肌治療に有効なマシンでシミ予備軍もケアできる優れたものですが、誤った判断で治療すると、肌の状態が悪化してしまうリスクもあります。肝斑は、目で見えていなくても肌の奥に隠れていて、肝斑にはレーザートーニングを使用しなければいけないようです。

さらに、レーザートーニングが肝斑に有効な治療機器であっても、肌の状態の判断や治療の仕方によって、治療効果には雲泥の差があるようです。肝斑を悪化させてしまうことがないように、信頼のおけるクリニックで、技術や知識の十分な医師に診断してもらって、医師に施術してもらうことが大切です。不安な方は、初診の時に治療方法や担当医師の確認をされることをお勧めします。

肝斑治療で失敗や悪化しない為に、知っておくべきこと。札幌シーズクリニック

日常の紫外線対策も重要!

肝斑の予防には、日常の紫外線対策も重要です。以下のような点に気をつけていただければと思います。

・日焼け止めなどで、紫外線から肌を守る。
・しっかりと保湿をして、肌の新陳代謝を高める。
・強く肌をこすって刺激してしまうと、肝斑の出現を促すことがあるので、洗顔後もやさしく洗い流すなどして、肌へ刺激を与えないようにする。

肝斑(かんぱん)|【シロノクリニック】美容皮膚科

肝斑は内側・外側からダブルで防ぐ!

肝斑は、治療によって一旦消えても、完治するには難しいシミのようです。注意点や副作用などをきちんと理解したうえで、内服薬と塗り薬を使用することにより、内側からと外側からのダブルで防ぎましょう。