好きと愛してるの違いってなんだろう?を探るチェックポイントまとめ

恋愛中でもすでに結婚をしていても、一緒に過ごす年月が長くなればなるほど、私はこの人を「好き」なのか「愛してる」のかと、ふと疑問になることがありますよね。相手を想えば想うほど気持ちは複雑に絡み合って、いったいこの気持ちはどちらなの?と迷ってしまうこともあります。気持ちの重さイコール愛の重さとは単純には言い切れない、この「好き」と「愛してる」の違いを探るためのチェックポイントをまとめました。

好き大好き愛してるの違いって?

現在恋愛中の人も、すでに生涯のパートナーを得ている人も、相手との関係性の中での自分の感情、あるいは相手の自分に対する感情についてふと考えたことがあると思います。

情熱的でラブラブな時は関係さえ保てていれば満足かもしれませんが、相手との時間が長くなればなるほど、好きなのか?愛しているのか?という疑問が頭に浮かんできて、相手に対しての感情を測る値として考えるようになります。

特にはっきりさせなくてはいけないということはもちろんないのですが、自分自身の感情を一度冷静に分析してみるためにも、そして彼との関係を見つめ直してさらに発展させていくためにも、ちょっと立ち止まって、好き?大好き?愛してる?と感情に対して問いかけてみるのは、ふたりのための大事なステップになるはずです。

好きとはなにか?愛してるとはなにか?

すでに結婚しているカップルでも、結婚当初のアツアツの時期を過ぎて気持ちが落ち着き始めると、まだ相手は自分のことを好きでいてくれているのかな?愛は育めているかな?と不安になったりすることもあります。

「好き」と「愛してる」の言葉の定義を、自分の感情に照らし合わせながら少しずつひもといていってみましょう。

恋と愛の違いとも言い換えられる

「好き」と「愛してる」の言葉の違いを、「恋」と「愛」の違いで置き換えて考えてみると、その違いが少し明白になります。「好き」は恋をしている時の感情であり、「愛してる」は、結婚を考えるほどの深い想いを持った時の感情というとわかりやすいかもしれません。

誰かと一緒にいたいという感情は誰しもが持つものですが、それがその相手に対し一過性のものではなく、他の誰にも代えがたいものだと気づいた時、その人の存在は唯一無二の愛の対象になっているのかもしれません。愛してるは、この人しかいないという深い繋がりの気持ちなのです。

好きと愛してるの違いを探ってみよう

恋愛には一目惚れから始まるものもあります。そこまで衝動的でなくても、好きになる時というのは相手に強い特別な何かを感じるものですよね。恋愛が長続きするかどうかは、この特別感をいかに持続できるかにかかっているといっても過言ではありません。

好きで好きでしょうがないという強い感情は、「愛してる」の深い感情と重なる部分があり、その境界線ははっきりとはしないものです。ここでは、この2つを冷静に観察しながら「好き」と「愛してる」の違いを探ってみましょう。

社会心理学で見る2つの定義

恋愛心理学的に見ても、この「好き」と「愛してる」の二つの言葉の違いというのはあいまいで定義しにくいものなのだそうです。社会心理学者が定義する「好き」である状態、というのは次のような状態のことだそうです。
●相手のことを好意的に見ている。
●相手のことを尊敬している。
●相手に自分と似た部分があると感じている。

これに対し、「愛している」という状態はというと、
●常に一緒にいたいと思っている。
●相手のことを気遣っている。
●相手と話し合って理解を深めたいと思っている。

ここでももちろん両方に共通する感情がありますが、ポイントは相手を無条件に受け入れ、その人の持つすべてを許容できているかということにあります。背が高いから好き、ごちそうしてくれるから好き、という条件あっての感情は、何か状況に変化があって相手がこの条件に見合わなくなった時に、もう「好き」ではなくなってしまうかもしれません。

愛してるとは、相手のイヤな部分まで受け入れて、相手をそのまま全て好きになるということなのです。人間ですからイヤな部分があって当然です。その部分まで愛してあげれるかどうかなのです。

男性と女性で異なる「好き」と「愛してる」

外国の恋愛映画などを観ていると、恋人同士が“I love you”とささやき合ってるシーンをよく見かけますよね。そんなシーンを見て、わたしの彼もあんなふうにストレートに言ってくれればいいのに、とちょっとうらやましく感じる人もいるかもしれません。欧米人は日本人に比べて愛情表現が豊かな人が多く、実際に想いをオープンに表現して口に出して感情を伝えることがあたりまえの文化だというのはよく知られています。

しかし実は、そんな欧米人であってもまだデートをしているだけの間は、意外にも相手に“I love you”とは言わないという人が特に男性に大多数いるのです。愛情表現は重視されていても、 love=愛という言葉を軽々しく使わない、その言葉に重きを置いているからこそ本当に使うべき相手にだけ使う、というのが彼らの真意のようです。

これは文化の差こそあれど、世の男性に共通した本音かもしれません。たとえ恋愛中で一番気持ちが盛り上がっている時期でも、その感情はあくまでもまだ恋に落ちた状態。どんなに好きでも独占したくても、愛を語るのは恋=likeを経て、愛情を深めてからということかもしれません。

名言にヒントを得よう

好きでいると相手に対する想いが強いあまり、“自分は相手のことをこんなに想っているのに”という感情にスポットを当てがちになります。そんな中で意外に気づかないのが、それを相手のためにしているとすり替えて考えてしまっていることがあるということです。相手を想っている、というのは相手のためを想っているということとは少し異なります。

回り巡って結局自分の気持ちを埋めるためであったり、満たすためにしていることに気づけないこともあります。相手のことを想って尽くすことで自分も幸せを感じること、相手が幸せであればそのことで自分も満たされるのが「愛すること」と言えそうです。そんな好きと愛してるの違いを言い表すヒントとして、あのサン=テグジュペリの名作『星の王子さま』の中にこんな名言があります。

“愛するとは、たがいに見つめあうことではなく、たがいに同じ方向を見つめることである。” (星の王子さまのことば)

どうですか?あなたの心はあなたの愛する人と同じ方向を見ていますか?

愛とは与えること

好きであればあるほど、自分が一緒にいない時に相手がどこで何をしているかというのは気になるものです。また、自分よりも他の人が優先されるような状況の際、過剰に反応してしまうということも起こったりします。

この不安混じりのドキドキ感が「好き」の醍醐味だったりもしますが、この感情は時に思わぬ方向へ一人歩きしてしまうこともあります。あなたの感情は本当に相手のためを想ってるものですか?

与える恋愛の上に愛は育つ

どんな人間関係の中でもギブアンドテイクは大切です。してもらってばかりいる関係でも、与えてばかりいる関係でもそれが長く続くとどちらかが破綻してしまいます。それをよく踏まえた上で、「与える」ことに重きを置いていくことで、その恋は愛へと発展していくかもしれません。

メールであっても、プレゼントであっても、何かをもらうというのは嬉しいことですよね。それが好きな人からであればなおさらです。もらうことに慣れてくると、連絡してもらうのが当たり前、買ってもらうのが当たり前といった関係性になってくることもあります。

恋愛中でも結婚していても、相手からもらうことよりもしてあげることに喜びを感じるような“ギブアンドギブ”の気持ちを持ち続けられたら、そこにはすでに「愛してる」が育っているのかもしれません。自分がしてもらって嬉しいなら、相手もそう思っているはずですものね。好きは相手を想うこと、愛してるは想いやることとも言い換えることができるかもしれません。

「好き」は疑うこと、「愛してる」は信じること

ダンナさんが残業続きで家に帰ってくるのが遅い、飲み会に行った彼と連絡がつかない、など離れている時に無性に不安に駆られてしまう、といった経験をしたことがある人は多いと思います。好きなら当然、と考えがちなこの疑いの感情は、実はモヤモヤした自分自身の感情を解決したいという気持ちだったりします。

交流関係が広い相手だと相手の気持ちが他の人へ向いてしまうのではと不安になるかもしれませんが、信頼できるか信頼できないかは、相手を知っていく上で感覚的にわかっていくものです。また、相手のことを本当に想うのであれば、相手の行動をすべて把握して自分の思い通りにしたいとは思わないはずです。

一緒にいない時間も相手にとっては大切な時間です。これはあなたにとっても同じなはずです。お互いに相手の時間やその過ごし方を尊重し合えるということは、お互いを信頼し合うことにつながります。多くの時間を共有する関係性の中では、疑心暗鬼になるよりも深い信頼関係でお互いを結びつけることが不可欠と言えます。

「好き」と「愛してる」どちらも大切に

信頼関係を築くのに時間がかかるように、「愛してる」も時間をかけてつくられるものです。何十年も一緒に連れ添った夫婦には、一言では言い表せない絆があります。きっと、いいことも辛いことも共有してきた途方もない長い年月が、ふたりの愛を深めてきたことは確かですよね。ひとつひとつ積み重ねていくことも「愛してる」の特徴です。

もし今のあなたの中の感情が、より「好き」に近いものであっても物足りなく感じる必要は全くありません。「好き」という感情をきちんと受け止めて、丁寧に手をかけてあげてみてください。今のキラキラとした眼差しやドキドキと胸高鳴る想いは、「好き」でしか感じることのできない貴重な感情だからです。

そしていつか「愛してる」を感じ始めた時に、この2つを大事に持ち続けて、織り交ぜていくこともできるのです。相手を疑うことより信じ、してもらいたい時に与え、その人だけを想ってきた先に、あなたの「愛してる」はあるのかもしれません。