会社を辞める方必見。お得な退職時期の決め方と上司への伝え方とは

会社を退職しようと決めた時、辞める時期やタイミングについて悩む方は多いのではないでしょうか。転職や留学、家庭の事情、妊娠など、会社を辞める理由は様々ですが、最後は良いイメージで円満退職したいですよね。立つ鳥跡を濁さず、上手な退職時期の決め方や報告の仕方をご紹介します。

3月?12月?円満に辞めるための退職時期

会社を退職する時には誰でも良い雰囲気で終わりたいですよね。退職の時期はどうやって決めたらいいのか、なかなか決断できずに次のステージに進めない、という事態は避けたいものです。最適な退職時期は、退職の理由や仕事の内容などによって変わってきますが、社会人として覚えておきたい円満退職のポイントがいくつかあります。

今回は、周りに良い印象を残して円満退職する方法をご説明いたしますので、退職時期を決める際に役立ててくださいね。

最適な退職時期を決める4つのポイント

今は転職がめずらしくない時代ですから、多くの人が退職を経験することと思います。そこで最初に考えるのが、「いつ退職するか」という事ではないでしょうか。ここでは、退職の時期を決断する時におさえておきたい4つのポイントをまとめてみましたのでご覧ください。

1.会社の繁忙期にかぶるのは好ましくない

会社に良い印象を残して円満退職をめざすために、まず第一に心がけたいのは、会社への負担を最小限に抑えるということです。退職時期は会社の繁忙期を避けるよう努力しましょう。

繁忙期はその会社によって様々ですが、一般的に退職者が増えるのは、年末の12月と年度末の3月です。4月に人事異動がある会社の場合、退職を3月の年度末に合わせることで、業務の引き継ぎや社内外への挨拶などを比較的スムーズに進めることができます。

自分が関わっている大きなプロジェクトの途中や、決算期にかぶるタイミングでの退職は好ましくないでしょう。同僚に迷惑をかけず、業務が落ち着いている時期に退職するのが理想的ですね。

2.転職先と交渉して決める

すでに転職が決まっている場合は、退職の準備をしながら転職先への入社のスケジュールも調整しなければいけません。現在の会社の繁忙期を避けて、尚且つ転職先の希望に沿える日程を組むことが出来ればよいのですが、なかなか上手く運ばない場合も考えられます。

転職先と入社日の交渉ができるようなら、こちらの希望を伝えるのも選択肢のひとつです。同時に、これから転職先で始まる新しいキャリアのことを考えて、先方から早期の入社を求められた時には可能な限り要望に答えることも大切です。

新卒の入社と違い転職での入社は様々なケースがあると思われますので、新天地で気持ち良くスタートを切れるように、転職先の状況に合わせて退職時期を決めましょう。

3.金銭面ならボーナスの後が得

円満退社を最優先にしたとしても、収入を犠牲にするのは苦しいという方も多いのではないでしょうか。金銭面を重視して退職するなら、ボーナス支給日の直後がおすすめです。

ボーナスは、これまでの仕事に対して査定が行われ、その報酬として支払われるもの。ボーナスをもらってから辞めることに後ろめたさを感じるかもしれませんが、受け取って当然の報酬です。きちんと頂いて、退職後の新しい生活に備えましょう。

4.退職金の確認も忘れずに

退職する前に、いま辞めると退職金はいくらもらえるのか確認してみましょう。退職金は勤続年数によって金額が変わってきますので、あと数ヶ月で退職金が大きく増える場合もあります。また、退職金の全額を退職一時金として受け取るのか、退職年金の受給資格はあるのか等、退職金の支給については会社に規定により様々です。

退職後に後悔しないよう、具体的な退職日を決める前に、就業規則等を読んでしっかり確認しておくと安心です。

退職の報告はどうしたらいい?

退職の気持ちは固まったけれど、上司や同僚へどうやって報告すべきか悩んでいませんか?退職の報告は気が重いイベントですが、退職に向けて必ずやらなければいけないことです。報告の際の手順や注意点についてご説明しますので、覚悟を決めて頑張りましょう。

まずは直属の上司に直接伝える

退職の報告は、最初に直属の上司に口頭で伝えるのがマナーです。上司になかなか言い出せず、先に仲の良い同僚や後輩に退職の気持ちを明かしてしまい、そこから社内に広がってしまうという最悪のパターンに陥らないよう、慎重に行動することが重要です。周りに公表するタイミングは、直属の上司に相談して指示を仰ぐのが賢明でしょう。

お昼休みのお喋りや、飲み会でお酒の勢いにのって、ついつい親しい同僚に話してしまいがちですが、退職の話は会社側にとってもデリケートな問題です。円満退職のために、報告する順番を間違えないよう注意しましょう。

退職理由は前向きな理由がおすすめ

退職を報告する時に伝えなければならない退職理由は、前向きで個人的な理由にするのが無難です。実際には職場環境や仕事内容にネガティブな思いがあったとしても、会社に対する不満や批判を述べて、上司との関係を悪化させてしまっても何の得にもなりません。また、中途半端な理由も引き留めに合う可能性がありますから、しっかりとした固い意志を表明しましょう。

気持ちよく退職するためには、不平不満は口に出さず、前向きな理由を述べることが大切です。

法律上は2週間で退職できる

退職を申し出る時期は、会社の就業規則などで規定されているルールに従いましょう。法律上は、民法第627条により退職したい日の2週間前に退職届を出してもよいことになっていますが、会社に迷惑をかけずに円満退職することを考えると、2~3ケ月前には退職の意思表示をすることをおすすめします。

社会人のマナーとして、きちんと業務の引き継ぎをしてから退職するのが理想的ですね。

妊娠の場合の伝え方と退職時期

妊娠の場合、転職とは違い、出産時期を先延ばしすることはできません。妊娠がわかってから仕事を辞める決断をして、会社への報告、引き継ぎなど、限られた時間のなかで自分の体調と相談しながら進めることになりますから、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。妊娠で退職する時のポイントをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

妊娠がわかったら直属の上司に相談

妊娠初期は流産しやすいこともあり、安定期に入ってから報告したいと考えている人もいると思います。けれど、無理をしてはいけない妊娠初期だからこそ、きちんと上司に報告することが大切です。デスクワークでも力仕事が発生することがありますし、お酒の席に出なければいけないこともあります。

体に負担がかからないよう仕事を調整してもらうためにも、上司や周りの理解を得る必要があります。妊娠がわかったら、なるべく早く直属の上司に相談して、同僚へ伝える時期や業務の進め方など指示を仰ぎましょう。

退職時期は出産の半年前以降がベスト

退職から半年以内に出産した場合、「出産育児一時金」という手当がもらえます。出産育児一時金を受け取るには健康保険で保険料を1年以上払っている必要があります。手当の金額は約42万円で、これから子育てにお金がかかることを考えるとありがたい額です。

この出産育児一時金は、配偶者の扶養に入っていれば、配偶者の会社の健康保険から手当をもらうこともできます。金額は同じですから、きちんと健康保険に加入していれば受け取ることができる手当といえます。

加入している健康保険組合によって独自の手当が付くこともありますので、自分が勤めていた会社からもらうのか、夫側の健康保険からもらうのかを検討してから退職時期を決めるのがおすすめです。

自分の会社の健康保険から手当をもらうなら、退職時期は出産の半年前以降にしましょう。派遣社員でも加入している健康保険から出産育児一時金を受け取ることができますが、契約期間の関係で保険の任意継続をしなければいけない場合もありますので、加入している健康保険組合に相談してみましょう。

妊婦は体調優先で退職時期を決めよう

お世話になった会社に迷惑をかけないように努力していても、つわりや体調不良で辛い時もあります。妊娠中の体は自分ひとりだけのものではありません。無理は禁物、体調が悪い時にはしっかり休みましょう。

場合によっては、予定より早く退職する決断も必要です。周囲に負担をかけてしまうのではと悩む気持ちもわかりますが、赤ちゃんのためにも体を最優先させて休む勇気を持つことがなにより大切です。

自分と職場の都合を考えて円満退職を

円満に退職するための退職時期や報告、妊娠で退職する時のポイントについてご紹介してきましたが、いかがでしたか? 退職の状況は個人によって様々ですから、ネガティブな理由で会社を辞める人も多いと思いますが、最後は円満退職で終わりたいですよね。

退職の際は思いつきで行動せず、自分の中で次のステップへの決意を固め、きちんと計画を立てて慎重に前向きに乗り切りましょう。