美肌のポイント♪ターンオーバーは表皮の構造を知ることから始まる!

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表皮という言葉って、ほとんどの人が聞いたことがあると思います。女性ならスキンケアに関して、かならず耳にする言葉ですよね。今回の記事では、表皮に対する基礎知識を紹介していきたいと思います。また、表皮の疾患についても取り上げてみますね。

表皮についての基礎知識をご紹介!

表皮って誰でも聞いたことのある言葉だと思いますが、じゃあ「表皮について中学生でもわかるように説明して!」と言われたらできますか?意外と表皮について知らないのではないでしょうか。表皮について詳しく知っておけば、スキンケアに対しての姿勢も変わってくるかもしれませんよ。

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表皮の構造と働きを知ろう!

まずは表皮とは何なのか、そして表皮にはどのような働きがあるのかについて見ていきましょう。

表皮とは

私たちが単に「皮膚」と呼んでいる場所は、医学的には多層構造に分けられています。大きく分けると表面から順番に、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つに分類されます。表皮はさらに4層の構造になっているのですが、それに関しては表皮の働きとあわせて次項で紹介したいと思います。

表皮の構造と働き

皮膚の中でもっとも外側に位置している表皮は、さらに外側から順番に「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4つに分けられています。4層を全部合わせても0.2mmという厚さで、体の外側からの異物の侵入から皮下を守ったり、また、体からの水分の蒸散を防ぐバリアの働きもしています。

表皮の各層について順番に見ていきたいと思いますが、まずは一番外側に位置する角層についてご紹介します。角層はわずか0.02mmという薄い組織で、分かりやすく例えると、サランラップ程度の厚みしかありません。それでも、細菌やほこりなどの侵入から体を守ったり、体の水分が外に出て行って体内が乾かないようにするなど、大事な働きを持っています。

角層は角質層とも言われていて(こちらの方がポピュラーですね)、およそ10層から成っていて、その約70%が水分で構成されているということです。サランラップ程度の薄さだと先ほど言いましたが、そのサランラップ程度の角質層が仮に失われたとしたら、私たちは24時間も活きていることはできないそうです。

ちなみに、私たちが通常「皮膚」という時にイメージしている部分であるこの角層とは、遠い昔に私たち人類の祖先が、海から陸に上がった時に獲得したものであると言われています。陸生生物に特有の形質であり、体を乾燥などから守るという大切な働きをしてくれています。

顆粒層はさらに細かく2、3層から成っており、ケラトヒアリン顆粒を細胞質に含んでいることからこの名前が付けられています。ケラトヒアリン顆粒は好アルカリ性で、フィラグリンの前駆物質である「プロフィラグリン」に富んでいるということです。プロフィラグリンをコードする遺伝子には、アトピー性皮膚炎や尋常性魚鱗癬との関連があるそうです。

有棘層は5層から10層あり、細胞は上層側では扁平な形をしていますが、下層に行くに従って多角形になっていきます。有棘層の細胞同士はそれぞれ、「細胞間橋」とよばれる構造でつながっていて、それが棘のように見えることから「有棘」層という名前が付けられています。

基底細胞は他の3層が多層構造なのに比して、基底細胞1層で構成されており、ケラチノサイトとメラノサイトがその構成細胞となっていますです。細胞の形は立方体から円柱状で、楕円形の核を持っています。哺乳類の表皮としては、唯一細胞分裂が見られる層であり、角質細胞の代謝(ターンオーバー)のスタート地点となっています。

基底層には、下部組織である真皮を守ると言った働きもあります。なぜなら、表皮の場合は仮にダメージを負ったとしても、角質細胞の代謝によって元に戻ることが可能ですが、真皮がダメージを負ってしまうと完全には元に戻らないからです。

表皮細胞

私たちの皮膚=角層(角質層)と言われる部分は、基底層で作られた表皮細胞が段々上にあがってくることで出来ています。基底層で作られた表皮細胞は約2週間で角質になり、そして上の方から頬に垢となって脱落していきます。言いかえれば、角層とは表皮細胞の死骸が重なったものということも可能です。

美肌を作る表皮ブドウ球菌について

表皮ブドウ球菌って知ってますか?「ああ、あれね。知ってる知ってる」という人は意外と少ないのではないでしょうか。表皮ブドウ球菌とは一体何なのでしょう?また、どのような働きがあるのでしょうか。

表皮ブドウ球菌とは

表皮ブドウ球菌とは、私たちの表皮に住みついている常在菌と言われるもので、お肌のコンディションを保ってくれる「美肌菌」として知られています。

表皮ブドウ球菌の効果

表皮ブドウ球菌は、汗や皮脂を食べて弱酸性のグリセリンを生み出します。グリセリンは、皮脂に含まれる脂肪酸と一緒に皮膚を弱酸性に保ってくれます。これによって、しっとりとしたツヤのある肌が実現される訳です。皮膚が弱酸性であることは、病原菌の侵入や増殖を防ぐのに重大な影響があると言われています。美肌だけでなく、疾患予防にも効果的ということですね。

表皮ブドウ球菌を増やすには

表皮ブドウ球菌は常在菌なので、あまりゴシゴシ顔やお肌を洗ったりして、減らさないことがまず大事です。その他にも、ストレスや睡眠不足は大敵です。また、抗菌グッズや厚化粧も表皮ブドウ球菌にとってよくありませんので注意が必要です。適度に運動をして汗をかき、代謝を活発にすることが肝心です。

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高齢者に多い表皮剥離について

表皮剥離とはその名の通り、表皮が何らかの原因で剥がれおちてしまうことを言いますが、お年寄りに多く見られるということです。それはなぜなのでしょう。

表皮剥離とは

表皮剥離とは皮膚がはがれおちることですが、お年寄りは皮膚の状態が悪かったり、弱くなっていることが原因で、皮膚がはがれやすくなっています。また、ちょっとしたぶつけたなどの刺激でも表皮剥離が起こりやすく、褥瘡などはそのひどい例だと言えます。

表皮剥離の処置方法

表皮剥離が見られる場合は、アズノール軟膏を塗布し、ガーゼを当てる治療がおこなわれるそうです。

知っておきたい表皮の疾患を5つご紹介!

表皮疾患にはいろいろありますが、以下に代表的なものをご紹介しておきます。もし何らかの疾患が疑われるような場合には、速やかに医療機関を受診するようにしてくださいね。

表皮水疱症

表皮水疱症は、ちょっとした外部からの力で全身の皮膚や粘膜に水疱や糜爛(びらん=ただれ)を生じる、遺伝性の皮膚疾患です。表皮と真皮の境目を構成する構造蛋白の先天異常により発症するということです。原因となる遺伝子はわかっているものの、なぜ発症するかは不明なため、根治療法は無く対症療法が行われることになります。。

表皮嚢腫

表皮嚢腫はアテローム(アテローマ)とか粉瘤などといわれる良性腫瘍の一つです。表皮に嚢胞(のうほう)と呼ばれる袋状の構造物ができ、その中に皮脂や角質が溜まってしまう疾患で、原因はよく分かっていません。放っておいて治ることはないので、くりぬき方などの処置をして取り除くのが一般的です。

表皮母斑

表皮母斑は、出生時や幼少時から見られる、表皮の過形成による母斑(あざ)のことを言いますが、なぜできるのかは原因不明です。炎症型の表皮母斑の場合、強いかゆみを伴うことがあるということです。見た目が気になる場合には、レーザー治療や皮膚剥削術を行うことがあるそうです。

中毒性表皮壊死症

中毒性表皮壊死症は、高熱、全身倦怠感とともに、口唇や口腔、眼、外陰部などを含む全身に、赤い斑点や水ぶくれ、ただれがでる原因不明の重篤な疾患です。入院して適切な治療を受けることで回復しますが、国内および海外の報告によれば、死亡率は20%~40%ということです。

皮膚がん

紫外線などが原因で、「悪性黒色腫(いわゆる「ホクロのがん」)」や基底細胞がんなどになることがあるそうです。治療法は切除によるのが一般的です。

洗いすぎないのが美肌の基本!

以前タレントのタモリさんが、年齢の割にお肌がきれいだという話になった時に、「石鹸を使って洗っていない」とおっしゃっていました。皮膚は常在菌によって守られているので、あまりゴシゴシ洗うと却ってお肌のコンディションが悪くなってしまうんですよ。もちろん、ストレスを上手に発散して、良質の睡眠や栄養をとることも忘れずに!

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