国民年金の未納で特別催告状が届いた?!正しい対処法とその手順とは?

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国民年金を滞納していると日本年金機構から「特別催告状」という通知が送られてくる人がいます。「また色つきの封筒が来た…」とそれだけで見過ごしていませんか?それは最悪の場合、親や配偶者までも巻き込む「財産差押」の自体になり兼ねません。ここでは催告状の内容からその後の状況、対処法までご紹介します。

国民年金未納の特別催告状が届いたら

特別催告状とは、国民年金を滞納している人に宛てられる「未納のお知らせや納付の催促」をする通知書です。つい見過ごしたりしていませんか?その行動が後の「財産差し押さえ」となるカウントダウンのはじまりかもしれません。

見過ごしている人の中には、日本の国民年金制度を理解していない人もいるかもしれません。ここでは催告状とは何か、放置したらどうなるのかという詳細と、払えない人が活用できる制度までご紹介します。

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特別催告状とは何か

「また色付きの封筒が来た…」国民年金を滞納している人で、ある条件を満たす人に突然訪れる恐怖の瞬間です。なぜ封筒に色がついているのか、なぜ自分に送られてきたのかを理解すれば、怖いことなんてありません。さっそく特別催告状とは何かを知ることからはじめます。

国民年金未納の通知

国民年金を未納していると、日本年金機構から色のついた封筒で特別催告状(とくべつさいこくじょう)が送られてきます。内容は「未納金額のお知らせ」にはじまり、支払いを促すための「納付期限」や「財産差し押さえの忠告」などが書かれています。この特別催告状に気が付かなかったり、無視をしたりしてそのまま国民年金の支払いを滞納していると、封筒に色の変化を付けて次々と通知書が送られてきます。

色の違いは滞納による危険度の進度を思わせ、滞納者への焦りを狙う意味が込められているようで、内容の文面も徐々にきつくなっています。地域や時期により色は異なるようですが、一般的には最初に届く封筒の色は青色です。その後は黄色や赤い封筒、ピンク色などがあります。

特別催告状が届く対象者とは?

特別催告状が送られてくる人の条件は「前年の1月から12月までの所得が400万円以上あり、13ヵ月以上滞納をしている人」となっています。ここで注目すべきなのが、「所得」という点です。所得とは収入から経費や税金、健康保険料などを差し引いた金額のことをいいます。そのうえで、手元に400万円以上あるということは、十分に支払いが可能である人だと判断され通知が送られてきます。

※所得が400万円以下でも、以前の滞納状況などにより送られてくる可能性があるようです。

国民年金の強制徴収に至る手順

怖い見出しになってしまいました。しかし、催告状が届いた人には一番理解をしておいてほしい項目です。
届いた催告状を無視したり見過ごしたりしていくと、いったいどんな状況になるのか…順を追ってご紹介します。

<第一段階>文書や電話による納付督励

先にお話しをした「特別催告状」による文書の他に、携帯電話や自宅にかかってくる「電話督励」、自宅で面談が行われる「戸別訪問」、呼び出しの「集合徴収」などの対応がとられます。この段階は「納付督励」と言い、主に滞納している国民年金の支払いをするように案内がされます。電話督励の場合は、日本年金機構が委託をしている受託民間企業から連絡がくるようです。

<第二段階>最終催告状

特別催告状の次は「最終催告状」です。度々の納付督励にも応じない場合に年金事務所から「国民年金未納保険料納付推奨通知書(最終催告状)」として送られてきます。内容は滞納処分の手続きがなされる前に、自主的に納付をしてもらえるように促す最後の通知です。まだ強制的な差し押さえなどに至る状況ではありませんが、その一歩手前の段階として意識する必要があります。

<第三段階>督促状

最終催促状に記載された期限までに国民年金保険料が支払われなかった場合に届くのが「督促状」です。督促状は、法律に定められた滞納処分が始まる通知として、強制徴収の対象者になっていることを意味しています。また、記載されている期限までに納付をしないと保険料に利息つけて払うことになります。

<第四段階>差押予告

督促状の支払い期限までに納付や年金事務所への連絡をしていないと、滞納されている国民年金保険料を差し押えて取り立てるという通知の「差押予告」が送られてきます。予告とされていますが、これが最後の猶予期限です。期限までに納付をしないと財産差し押さえによる強制徴収をするという内容で予告されています。

差押予告の段階では、すでに銀行口座の残高の確認などがされています。また、財産差押えの対象は本人を含め、その親や配偶者も連帯納付義務として調査されています。差押予告にはいつ差し押さえが行われ、何が対象になるかまでの記載はしておらず、銀行預金が差し押えられたとしても連絡はありません。

<第五段階>財産差押

差押通知書が送られてきた後は、事前予告なく財産の差し押さえが行われます。これは本人を含め親や配偶者もその対象となっており、支払い期限からの延滞利息が上乗せされた未納の国民年金保険料が徴収されます。対象となる財産には銀行預金をはじめ、売掛金や生命保険などの解約金、自動車、貴金属などが該当し、金銭以外の徴収品は後に競売等により換金されます。

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財産が差し押さえられないために

「財産差押」までの手順を読んで、とても不安な気持ちになった人もいるかと思います。しかし催告状の時点できちんと向き合い対応をすれば、必ず救える道となります。ここでは催告状が届いたらどうすればいいのかをご紹介します。

催告状を無視・放置しない

催告状や督促状がきても、見なかったことにして無視をしてしまうのは大変危険です。日本年金機構は必ず未納者に気づかせるための対応をしているので「気が付かなかった」などというウソやごまかしは通用しないように管理されています。また、無視をし続けることは必ず気がかりとなるので精神的な負担にもなりかねません。

色のついた催告状をみると強迫概念などから逃げたくなる気持ちになるかもしれませんが、未納者を焦らせて払わせるための工夫以上に、払えない理由を年金事務所に連絡するように本人を促す工夫のように感じます。払えないのであればそれなりの免除体制がきちんと用意されているので、怖がらずに早いうちに年金事務所に相談をする手段へ移ってください。

市役所などで免除・猶予申請を行う

国民年金を支払うことが難しい経済状況にある場合は、納付が「免除」または「猶予」される制度を利用することができます。学生の場合は「学生納付特例制度」という別の制度が用意されています。未納のままにするよりも断然良いとされるメリットがたくさんあるので、払えない場合は検討することをおすすめします。

メリット

・免除や猶予となった期間でも、将来年金を手にすることができる受給資格期間(25年間)に算入されます。
・免除期間の分を国の税金で1/2負担してもらえます。
※学生の場合は免除ではなく猶予とされる制度のみなので、国から負担してもらうことはできませんが、猶予していた保険料を10年以内に追納することで、将来の年金額に反映されます。
・免除期間でも「障害年金」「遺族年金」の受給対象になります。
・免除や猶予期間分の保険料を後からでも払える「追納」という制度があるので、将来受給できる保険料を増やすことができます。

デメリット

・将来の年金受給額は満額受給者よりも減給されます。また、追納をすることにより将来の受給額を増やすことはできますが、猶予や免除された期間から3年目以降に追納すると加算金が発生します。

申請方法

「国民年金保険料 免除・納付猶予申請書」を入手します。インターネットからのダウンロードもしくは市区町村の役所、国民年金窓口、日本年金機構へ取りにいくことができます。記入をしたら市区町村の役所、国民年金窓口、年金事務所のいずれかに提出をします。(郵送による提出も可能です)必要な添付書類があるので、必ず申請書の注意事項を確認してください。

年金事務所に相談する

滞納してしまった分の支払いをすぐに行うことが難しい場合は、一か月分ずつの分割払いにすることもできます。「後納制度」を利用する方法で5年前までの滞納分が対象となります。

希望する場合は、手元にある催告状に記載されている年金事務所へ電話をします。同時に免除や猶予申請に関する相談をすることもできるようなので、まずは年金事務所に電話相談をして、支払いをしたい意思を表明することが大切です。

国民年金は義務

国民年金は日本に住所のある20歳から60歳未満までのすべての人が加入し、保険料を納めることが法律で義務付けられています。年金は将来もらえないからと滞納を続けたり通知を見過ごしたりしている方の中には、国民年金の種類が65歳から受け取れる「老齢基礎年金」のみだと思っている人も多いようです。

国民年金の代表的なイメージ「老齢基礎年金」の他にも、突然の病気やケガで障害を負った際にもらえる「障害基礎年金」や一家の働き手が亡くなった時にもらえる「遺族年金」などが含まれています。これらは国民年金振込開始時から適用される保険の役割を持っており、いざという時には非常に助かる制度です。「老齢基礎年金」の他にも払う意味はあるということを再度確認し意識改革をすることも大切です。

国民年金から逃げない

催告状を見過ごすことで、悲しい結末になってしまうことがわかりました。怖かったり面倒くさかったりする人も、催告状の時点で勇気を出して封筒を開けば、度々送られてくる精神的な苦痛から解放されます。払えなくても、払う意思表示して向き合うことが大事です。

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