うんていで運動能力アップ!あなたのお子さんもオリンピック選手に?

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小学校に必ずと言っていいほどあった「うんてい」ですが、大人になるとトンと目にする機会がありませんよね。そんなうんていですが、最近にわかに注目されているんですよ。その運動効果に迫ってみたいと思います。

うんていの効果や子どもに教えるコツとは?

うんていって子供の頃は出来たものの、大人になると筋力の低下や自分の身体の重さでなかなか出来なくなっているのではないでしょうか。そもそも、大人サイズが置いてある公園があまりないですが。そんなうんていですが、運動に関するいろんな能力をバランスよく向上することが出来るんですよ。うんていが苦手なお子さんをお持ちの方はぜひご一読ください。

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うんていに関する基礎知識!

「うんていってなんですか?」って聞かれると、意外と説明に窮しますよね。中国の歴史が好きな人なら「攻城兵器?」なんて答えるかもしれませんが、もちろんそんな訳はありません。では、運動場の片隅にあったうんていについて、基本的な知識を紹介したいと思います。

雲梯と書く

うんていは漢字で「雲梯」と書かれます。その名の通り、雲にも届く梯子が由来になっています。といっても、実際に雲に届く訳ではなく(当たり前)、古代中国で城郭を攻める際に使われた攻城兵器である、雲梯からその名前を取っています。台車の上に折りたたみの梯子が付いており、城壁に近づくとそれを伸ばして、城に侵入することを目的としていました。

学校の運動場や公園にあるうんていは、もちろん不法侵入のために使うのではなく、運動機能の向上のために置かれています。金属でできた梯子を横に水平にしたものにぶら下がり、チンパンジーやオランウータンが枝から枝へと移動するように、手を伸ばして移動する遊具です。

まあ、そんな説明をしなくてもほとんどのみなさんはご存知ですよね。ちなみに、日本で最長のうんていは、高知県は香南市にある、桜づつみ公園の「モンキーバー」で、全長が102mもあり、ギネス記録にも認定されているということです。もう一つついでに、梯子状のパイプが水平でなくアーチ状になっているものは、うんていではなく、「太鼓はしご」と言うそうですよ。

子供の脳と体の発達に最適

子供の運動神経は、10歳前後までに完成すると言われています。この運動神経とは、「あの子は運動神経がいいから」というふうに一般に使われる運動神経ではなく、脳神経学的な意味においての運動神経のことを言います。なので、10歳ころまでにさまざまな運動をすると、その後、専門のスポーツをする際の動作の習得にとても有益とされています。

あなたの周りに、スキップが出来ない大人っていませんか?いや、いるんですよ実際に。出来る人からしたら、「なんであんな簡単なことが出来ないんだろう?」と疑問に思われるかもしれませんが、10歳前後までにその動作をしていないと、大人になってから習得するのは非常に困難になるのです。

小学校や子供向けの公園には、うんていのほかにも、のぼり棒や鉄棒、シーソーや馬跳び、ジャングルジムやブランコ、滑り台やアスレチックなどなど、色んな遊具が置いてあるとおもいます。それは、特定のスポーツに専門化していく前段階で、子供たちの運動神経を高めるためなのです(多分)。

最近は、幼少の頃からサッカーならサッカー、野球なら野球と、特定のスポーツを専門的にやるケースが増えているように思われます。だから、足は速いけど球技はダメとか、野球は出来るけどバスケットボールはからっきしといった、偏った運動能力の人がたくさんいます。

なんでもアメリカを引き合いに出すことはないのですが、向こうのプロスポーツの一流と言われる人の中には、高校生や大学生になってから、そのスポーツを専門的に始めたという人がたくさんいます。また、日本と違って部活のかけもちが批判的な目で見られることがない風土もあり、その点で日本は遅れているということができます。

話が少しそれましたが、子供の頃から特定の身体の動かし方ばかりしていると、他の運動に対応できないだけでなく、不意の動作にともなってケガのリスクが高くなることにもつながります。お子さんの脳と身体を健やかに育てたいのであれば、うんていや木登り、のぼり棒などはとても役に立ちますよ。

ちなみに、どうでもいいような話ですが、関西と関東でうんていの発音が違うんですよね。関東では割とフラットな感じの発音ですが、関西だと「う」にアクセントが来ます。ちょうど関西という時に「か」にアクセントが来るような感じで。上京してかなり経ちますが、子供が生まれてから公園に出かけた時に初めて知りました。

期待できるうんていの効果

うんていの運動を行うと、どのような効果が期待できるのでしょうか。小学生の子供がすいすいできて、大人になると出来なくなるのがなぜなのか、そのヒントにもなると思いますよ。

バランス感覚

うんていの動作をするうえで、一番の効果としてはバランス感覚の習得が挙げられます。これは、単に空中での姿勢を保つことだけを意味するのではなく、どのように筋肉を使えば、落下せずに次のバーまで移動できるのかと言った、全身の筋肉の使い方を無意識に習得することに繋がります。

ちなみに、2016年にブラジルのリオでオリンピックが開催されましたが、女子の競泳選手に池江璃花子さんという、まだ16歳の高校生がいました。小さいころから自宅にあったうんていで遊んでいたそうで、1歳6カ月の頃にはなんと、逆上がりができるようになっていたそうです。ビックリですよね。

初めてのオリンピックの舞台でも臆することなく、自己新記録を連発して、見事6位に入賞という素晴らしい成績を残しました。もちろん、うんていだけが運動能力やバランス能力の向上に繋がった訳ではないのでしょうが、彼女は成長してからも自宅にあるうんていを日常的に行っているそうですよ。

握力・腕力

うんていは、鉄のバーを握って移動する運動なので、自分の重さを支えられるだけの筋力が必要となります。でも、子供に比べて大人の方が握力や腕力は強いはずなのに、なぜ大人になるとうんていが出来なくなるのでしょうか。それは握力や腕力と、体重のバランスです。あとは、後述するように腹筋や背筋の力が退化しているからです。

逆に言うと、うんていをすることで、大人であっても腹筋や背筋を鍛え、ダイエットをすることが可能となります。実際に懸垂を続けてみると分かりますが、ウェストがしまってくることを実感できますよ。

腹筋・背筋

昔、バスケットボールをしている時に、「ジャンプ力をアップさせるためにはどこの筋肉を鍛えればいいと思うか?」と顧問の先生が言っていました。高校生の知恵では脚の力と思ったのですが、答えは腹筋と背筋ということでした。足の力だけが強くても、上半身にそれを受け止めるだけの筋力がないと、上手くパワーを発揮できないんですね。

同様のことは他の競技にも言えます。たとえば、100m走の陸上ランナーを想像してもらえばすぐわかると思うのですが、みんな上半身がムキムキですよね。早く走るためにも、脚力だけでなく、腹筋や背筋の力が必要だという一証左になると思います。うんていに関してもこれは同じことが言えます。

腕力だけが強くても、腹筋や背筋の力が弱ければ、ぶら下がっていることが困難になりすし、ましてや次のバーに移動するなんて無理な相談です。逆に考えれば、うんていが出来るようになってくれば、自然と腹筋や背筋がついてくることとなります。

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うんていができない子供に教えるコツ

子供の成長というのは、親にとってみれば楽しいことでもあるのですが、やはり他所のお子さんと比べたりして、心配になってしまうこともよくある話です。もしもお子さんがうんていが出来ない、と言った場合には、どのようにして教えてあげればよいのでしょうか。

まずはぶら下がる練習から

野球を始めてやる子供に、いきなりダブルプレーの練習からさせませんよね。普通はキャッチボールから始めることになると思います。うんていに関しても同じことです。まずはぶら下がる感覚を子供さんに教えてあげましょう。そして、ぶら下がることができたら、また、ぶら下がれる時間が長くなったら、しっかりほめてあげてくださいね。

片手でもぶら下がれる練習

両手でぶら下がることができたら、今度はバーから片手を離す練習をしてみましょう。片手を離すことに恐怖感があれば、いつまで経っても次のステップに行くことができません。なんなら、最初は台などを持ってきて、その上に乗って背伸びをしたような状態から始めても構いません。そして、台から飛び降りさせてみましょう。

その高さから飛び降りても痛い思いをしないのだということが分かれば、もしぶら下がった状態から手を離してしまって、同じ高さから地面に落ちたとしても、大丈夫なんだということが分かります。このようにして、一つずつ不安要素を取り除いてあげることが、次のステップへと繋がります。

他の子がやっているのを見せる

学習とは模倣から始まります。つまりはマネをすることですね。他のお友達が上手にできていたり、また、自分より小さな子供がうんていをしていたら、「自分にもできるんじゃないか」と思うことでしょう。決して、「あんなに小さい子でもできているのに、あなたはダメね」なんて、否定的な言葉をかけないように気を付けてくださいね。

テンポよく手を伸ばす練習

うんていから片手を離すことに恐怖がなくなり、意欲が見られたら次のステップです。片手ずつ前後のバーにつかまり、足をブラブラと振ります。その反動を活かして、次のバーへと移動しましょう。できれば大人や兄弟がお手本を見せてあげると、よりイメージがつかみやすくなると思いますよ。

苦手意識を持たせない

子供を駄目にしてしまう最大の要因は、「自分はダメなんだ」と思わせてしまうことです。仮に今できないことがあったとしても、ネガティブな言葉を投げかけるのではなく、「大丈夫だよ、きっとできるようになるから」と前向きな言葉をかけるようにしましょう。そして、目標に向かって全身したら褒めてあげましょう。

子供をほめて育てることについては侃々諤々の議論がありますが、少なくとも幼少期の間はどんどん褒めてあげた方が、本人の意欲にも繋がります。叩いて伸びるなんてもう少し物事が分かってきてからで十分です。

うんていができる場所ってどこ?

大人になると、うんていってあまり見かけなくなりますよね。どこに行けばうんていの運動が出来るのでしょうか。

公園や学校

子供ができて公園に出かけることが増えたのですが、昔と比べると公園にも少し変化が見られます。というのは、大人の判断で「あぶない」と思われるような遊具が減ってきている気がするのです。うんていも上に登って落下したりすると、設置する側の責任を問われることもあるようです。いやはや、困った世の中になったものです。

なんでも「危ない、危ない」と先回りして危険の芽を摘んでしまうと、子供の自分で危険を察知する能力が育たない結果となってしまい、より重大な事故に繋がる可能性があります。もちろん、子を持つ親の身としてみれば、わが子がケガをするのを避けたいのは当然と言えば当然です。

でも、自分の身を振り返ってみると、結構、危ないことをやってきているんですよね。生命に危険が及ぶようなことはもちろん事前に阻止するべきですが、育児という観点からすると、大人の方にもいろいろと我慢や抑制が必要なようです。あ、先に言うのを忘れていましたが、うんていは主に公園や学校にあります。

室内うんていも販売されている

先ほど紹介した競泳の池江選手宅では、お母さんが室内用のうんていをしつらえたそうです。興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか。

自分で作る

現在ではすっかり「DIY」という言葉が定着した感がありますが、日曜大工や木工が得意なお父さん(お母さん)は、自分で作ってみるのもアリだと思いますよ。

大人になってからのうんてい

運よく近所の公園にうんていを発見したら、大人もやってみてはいかがでしょうか。きっと自分の重さに気がつくことと思います。でも、お子さんと一緒に遊べばきっと楽しいですよ。

基本の動きは筋トレになる

ハッキリ言って、うんていはメチャメチャ良いトレーニングになりますよ。懸垂だけでも筋力アップやダイエット効果があるのに、それに移動が加わる訳ですから。ぜひやってみることをおススメします。

肩を痛める可能性がある

肩関節があまりにも硬い人の場合、いきなりぶら下がると肩を「やってしまう」可能性があります。まずは足のつくところで、両手でバーにつかまるところから始めましょう。

うんていは子供にも大人にもおススメです!

うんていについて見てきましたが、いかがだったでしょうか。ちょっとやってみたくなりませんか?もし近くの公園にでもあれば、手軽にできてお金もかからず、運動効果もバツグンですよ。ぜひ、お子さんと一緒にチャレンジしてみてくださいね。

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